ソフトウェアエンジニアの仕事内容や求められるスキルとは?
アルフィー・ワッタム、ヘイズ・ソフトウェア開発部門ナショナルリード
近年、デジタルトランスフォーメーション(DX)が加速するなか、あらゆる規模の企業でソフトウェアエンジニアの需要が増加。このトレンドはすぐに消えることはなく、むしろ人材不足によりソフトウェアエンジニアの求人が増えていくと予想されます。今回は、ソフトウェアエンジニアについて、実際の仕事内容や必要とされるスキルについてまとめました。
ソフトウェアエンジニアの仕事とは?
簡単に言うと、ソフトウェアエンジニアの仕事は、ソフトウェアプログラムの設計や開発です。「プログラマー」と呼ばれることもありますが、エンジニアリングに関するメソッドや理論が含まれておらず、必ずしも当てはまるとは限りません。
日常的な業務には、ユーザー要件の定義やプロジェクトの策定、ソフトウェアのテスト、定期的な改善も含まれます。
ソフトウェアエンジニアに最も必要なスキルは?
ソフトウェアエンジニアは、フロントエンドかバックエンドかにかかわらず、コーディングに精通していることが必要です。
フロントエンジニアは、純粋にユーザー体験(UX)に焦点を当てた仕事であり、ReactやAngular、Vueなど、JavaScriptをベースとした技術を使用します。一方、バックエンドエンジニアはJava、C#、Python、PHPなどのプログラミング言語を使用してプログラミングする必要があります。
ソフトウェアエンジニアのなかには、エンドツーエンドで仕事をする人もおり、フルスタックエンジニアと呼ばれています。フルスタックエンジニアは、フロント/バックエンドの両方のスキルに精通していることが求められますが、どの程度重要かは具体的な業務によって異なります。言えることは、優れた人材は、テクノロジーのアーキテクチャとプロジェクト全体をしっかりと理解しているということです。
ソフトウェアエンジニアを目指す人にとって最も役立つスキルとは?
上記で述べたように、ソフトウェアエンジニアになるために最も必要な技術的なスキルは、複数のプログラミング言語を使うことができることです。しかし、これらの技術的なスキルに加えて、コミュニケーション能力や協調性、問題解決力などのソフトスキルの重要性も年々高まっています。
近年、ソフトウェアエンジニアの役割はどう変化していますか?
Webベースのプログラムに移行する前は、主にデスクトップのアプリケーションに焦点が置かれていました。現在では、ユーザーはモバイルでのアクセスが主流となっています。IT技術の発展やユーザーの嗜好の変遷により、エンジニアは考え方やプロジェクトへの取り組みを変える必要が出てきています。
次のステップは、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)、そしてその体験をサポートするウェアラブルハードウェアに適応する必要がありそうです。Web3やブロックチェーン、メタバースなどの最先端技術の台頭により、ソフトウェアエンジニアに求められる役割は近い将来、これらの分野に波及すると予想されます。
ソフトウェアエンジニアの求人はこちらから。
関連記事:
著者
アルフィー・ワッタム
ヘイズ・ソフトウェア開発部門、ナショナルリード
IT分野の人材紹介で7年間の経験を持ち、現在、C#、Java、PHP、Python、React、Angular、JavaScriptなど、さまざまなプログラミング言語に特化した50名以上の開発者専門のリクルーターを率いている。