CRA(臨床開発モニター)の職務経歴書サンプルと書き方を解説!作成のポイントとは?

 
CRA(臨床開発モニター)はライフサイエンス業界で注目されている職種の一つです。特に、近年の採用動向や求人動向では、その専門性の高さから需要が急増しています。本記事では、CRAとして転職を目指す方が成功するために必要な職務経歴書の作成方法を具体的なサンプルやポイントとともに解説します。

目次

・1 CRA(臨床開発モニター)の職務経歴書とは?

・2【項目別】CRAの職務経歴書の基本フォーマットと書き方のポイント

・3 CRAの職務経歴書の作成で求められるポイント

・4 職務経歴書サンプル例

・5 CRAの職務経歴書で転職を目指そう!

 

1 CRA(臨床開発モニター)の職務経歴書とは?

 
CRAの職務経歴書は、転職活動において自身のスキルや経験を効果的に伝えるための重要な書類です。特にCRAは高度な専門知識やスキルが求められるため、職務経歴書の内容が採用の成否を大きく左右します。まずは、CRAの履歴書を作成する目的や役割などについて解説します。
 

1-1 CRA(臨床開発モニター)の職務経歴書を作成する目的

 
CRAの職務経歴書は、採用担当者に自分のスキルや経験を具体的に伝えたり、自分がどのような貢献ができるかをアピールしたりする目的があります。
 
CRAでは、治験モニタリングやプロジェクトの管理を適切に行い、豊富な医療知識を持つことが重要です。これらを職務経歴書に具体的に記載することで、自分の価値を効果的に示せます。
 
CRAの採用において、職務経歴書は単なる履歴の羅列ではなく、自分のキャリアを戦略的に伝えるためのドキュメントです。特に「どのようなプロジェクトに携わってきたか」や「どのような成果を挙げたか」が評価されるポイントとなります。
 

1-2 CRA(臨床開発モニター)の職務経歴書の役割

 
職務経歴書の役割は、採用担当者に対して興味を引き、面接に進みたいと思わせたり、スキルや経験に基づく具体的な質問を促したりすることです。特に、CRAとしての経験やスキルを明確に伝えることが、書類選考を通過する鍵となります。
 

1-3 職務経歴書の枚数

 
職務経歴書の適切な枚数は、2枚以内にまとめるのが理想です。これは採用担当者が短時間で多くの応募書類をチェックする必要があるためです。見やすく、わかりやすい職務経歴書を作成することが重要です。
 

 

2【項目別】CRAの職務経歴書の基本フォーマットと書き方のポイント

 
ここでは、項目別に職務経歴書の書き方のポイントを解説します。
 

2-1 経歴の要約

 
最初に氏名を明記します。文字サイズを他の項目よりやや大きくすることで、視認性を高めましょう。

経歴の要約は簡潔かつインパクトのある文章で作成します。箇条書きよりも文章形式で、自身のキャリア全体を1〜2行で説明します。
 
<例>
CRAとして5年以上の経験を持ち、オンコロジー領域の治験プロジェクトを中心に携わってきました。主にフェーズI–IIIの治験モニタリングやプロジェクト管理において成果を挙げました。
 
 
 
 
 

2-2 経歴の詳細

 
具体的な業務内容については、それぞれのプロジェクトの期間ごと(最新のものから順に)に区分けし、わかりやすく記載します。サイトスタートアップからクロージングまでの一連の流れを順を追って記載することで、先方にとってより理解しやすくなります。
 
-    担当領域やフェーズ
-    具体的な業務内容:治験モニタリング、報告書作成、プロジェクトの進行管理など
-    役割:担当した役割やポジション
-    所属機関/担当医療機関:所属していた会社やプロジェクトの情報を記載
-    成果:実績を数値でそれぞれの期間の業務内容の最下部に示す。
 
<例>
期間 担当領域/フェーズ 具体的な業務内容 役割/メンバー 担当医療機関
2022年4月~
現在
 
肺がん/第2相 ・Feasibility 調査
・初回申請
・各種変更手続き 
など
 
CRA ○○大学病院
△△大学病院
 
2021年4月~
2022年3月
 
       

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2-3 資格

 
資格取得日は和暦でも西暦でも問題ないものの、全体を統一するようにします。資格取得日は履歴書と矛盾がないよう確認しましょう。特に薬剤師、MR、看護師(保健師も含む)資格を持つ方は、ぜひご記載ください(CRA未経験者採用の場合、合格者が持つ資格のTOP3です)。その他、検査技師、工学技士、CRC、獣医師免許もアピールになります。
 
<例>
●    薬剤師資格取得(2015年3月)
●    英語能力試験(TOEIC 850点、2020年10月
 
 
 
 

2-4 転職後に活かせる経験

 
転職後に役立つ経験を簡潔に記載します。自分がどのような貢献をしたいか意欲的な姿勢を明確に伝えることが大切です。 英語力やデータマネジメントスキルなど具体的に記載します。
 
<例>
EDCツールの使用経験を活かし、効率的なデータ入力・管理を実現
グローバル治験のプロジェクトで英語を活用した報告書作成

 
 
 

2-5 自己PR欄の効果的な記載方法

 
自己PRは採用担当者の印象に残るよう、実績の強調: 数値や具体的な成果を盛り込み、スキルの証明: 専門スキルを実例とともに示します。キャリア目標として将来的なビジョンを共有することも大切です。
 
<例>
モニタリング訪問100回以上の経験があり、主要施設の管理業務でプロジェクト成功に寄与しました。将来的にはCRAリーダーとしてチーム全体の品質向上に貢献したいと考えています。
 
 
 
 
 

 

3 CRAの職務経歴書の作成で求められるポイント

 

採用担当者がCRAの職務経歴書を評価する際に重視するポイントを理解することも重要です

 

3-1 採用担当者が重視する経歴

 
採用担当者は応募者の治療経験を詳細に確認します。 特に、応募者がどのフェーズ(I、II、IIIなど)や疾患領域(がん、糖尿病、循環器系疾患など)の治療経験に関わってきたかが評価ポイントになります。 
 
CRAの業務は慎重な規範に従って行われます。採用者は、応募者が担当するGCP(Good Clinical Practice)やICH(International Council for Harmonization of Technical Requirements for Pharmaceuticals for Human Use)のガイドラインを理解し、それに基づいた業務を遂行し続けてきたことを重視します。
 
CRAは、治験施設の医師や看護師、依頼者(製薬企業)、そして社内のチームメンバーと連携しながら仕事を進めるため、コミュニケーションスキルも重要視されます。
 

3-2 アピールする資格やスキル・経験

 
CRAに必要なスキルや資格を効果的にアピールする方法を紹介します。
 
<必須スキルとその活用例>
 
データマネジメントスキルのアピール方法は「EDCツールを活用して治験データの入力および管理を徹底し、データエラーを30%削減しました」などの実績を記載します。
 
<具体例>
EDC(Electronic Data Capture)ツールを使用して治験データの収集・管理を効率化した経験。
 
 
 
 
英語力のアピール方法:は、TOEICやIELTSなどのスコアを記載し、実績として「海外治験施設とのやり取りを通じて治験プロセスを円滑に進めました」と述べると効果的です。
 
<具体例>
海外治験のプロジェクトで、英語での報告書作成や海外の治験施設との連絡調整を担当。
 
 
 
 
プロジェクト管理スキルのアピール方法は「主要施設10箇所の治験進行を管理し、予定通りにデータ収集を完了させました」など、具体的な成果を数字で示します。
 
<具体例>
治験スケジュールの管理や、複数の治験施設間のリソース調整を実施。
 
 
 
コミュニケーション能力として、治験施設スタッフや依頼者との円滑なやり取りを通じて治験の成功に貢献した実績を記載したり、問題解決能力として、治験中に発生したトラブルを迅速に解決し、プロジェクトの遅延を防いだ経験などを述べると好印象です。
チーム全体の進捗を管理し、複数のステークホルダー間で調整を行った経験などを協調するのもよいでしょう。
 

 

4 職務経歴書サンプル例

職務経歴書作成のポイントは以下の通りです。
 
業務経験や強みを整理して、キャリア全体の概要を理解します。特に成果や役割の重要性を具体的に記載しましょう。学歴整理は新しい順で記載し、関連する資格やスキル(例:TOEICスコアや語学力)も明確に記載します。

最低限の職務から時系列順に記載し、各職位の職務内容や実績を具体的かつ数字で示します(例:案件数、担当施設数、承認数など)。
 
取り組みの成果や達成した目標を、具体的な数値や事例を用いてわかりやすく示し、転職理由は前向きかつ具体的に記載し、新しい環境での目標や期待を理解します。
 
また、読みやすさを意識し、箇条書きや段落を活用して構成を整えることもポイントです。以上によって職務経歴書がわかりやすく、採用担当者に強い印象を与えるものになります。

職務経歴書のサンプル例は以下です。
 
 

◆職務経歴のサンプル◆

職 務 経 歴 書

                               xxxx年xx月xx日現在                                 

名 xxxx

  • 職務要約

(参考文章)xxx大学卒業後は△△株式会社に入社し、MRとしてxx年間業務しました。現在は、〇〇社ではCRAとしてxxx治験で国内治験のxxxを担当、治験実施計画書、その他治験必須文書の作成、症例報告書のデータ管理、またグローバル本社とのコミュニケーション等の業務を実施していました。

  • 学歴

xxxx年xx月~xxxx年xx月 〇〇大学 xxx学部 卒業

xxxx年xx月~xxxx年xx月 〇〇大学大学院 xxx研究科 博士前期課程 修了

xxxx年xx月~xxxx年xx月 〇〇大学大学院 xxx研究科 博士後期期課程 修了

  • 職務経歴(直近順)

〇〇株式会社                       xxxx年x月~現在に至る

◆設立 xxxx年x月 ◆資本金 xxx円 ◆従業員数 xx名

症例数 10、 施設数 3、担当品目 10、投薬例数 10

期間

担当領域/フェーズ

具体的な業務内容

役割/メンバー

担当医療機関

20xx年x月~

現在

肺がん/第2相

・Feasibility 調査

・初回申請

・各種変更手続き

etc

CRA 臨床モニター

○○大学病院

△△大学病院

20xx年x月~

20xx年xx月

ニューロロジー領域/第1~2

歯科インプラント

眼科関連医療機器/第3相

契約の締結のサポートと問題対策の提案

スタートアップミーティング、治験薬搬入

適格性の確認、治験実施計画書遵守状況確認

症例報告書作成、システム入力

依頼者のモニタリングやSDVへの対応

重篤な有害事象対応、各種書類作成および点検

必須文書の整理

CRAⅡ

○○大学病院

△△大学病院

□□研究所

■資格

  • 薬剤師免許
  • TOEICスコア xxx点
  • 日本能力試験N1 取得 (外国籍の場合)

言語力 ※2か国語以上できる方は、書くのはおすすめ

  • xx語xxレベル (ビジネス使用経験x年、メール 毎日、電話x回/週、会議x回/週)
  • xx語xxレベル (ビジネス使用経験x年、メール 毎日、電話x回/週、会議x回/週)

志望理由・自己PR ※未経験ポジション応募の場合、書くのはおすすめ

 
 

 

5 CRAの職務経歴書で転職を目指そう!

 
CRA(臨床開発モニター)の転職に関して、職務経歴書は重要なアピールツールです。職務書では、これまでの業務内容や成果を具体的な数字や事例で示すことがポイントになります。承認数や症例数、 施設数や承認申請などを明確に記載することで、実績を強調できます。また、学歴や資格を整理し、特に関連するスキル( TOEICスコアや語学力)をわかりやすく伝えることも重要です。 
 
さらに、転職理由や移行動機を前向きに記載し、新しい環境での目標を明確に示すことで、採用担当者に好印象を与えられます。読みやすさを意識し、箇条書きや段落を活用して構成を整えることで、スキルや価値を最大限に伝えましょう。
 

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