「ITと人間力で未来を変える、痛快な挑戦。」
痛快技術株式会社―採用企業インタビュー

 

技術力とクリエイティブな発想力を活かし、クライアントの課題へ革新的な解決を提供する痛快技術株式会社。代表取締役の杉本礼彦様にこれまでのご経験をもとにIT業界の展望や、理念、そしてヘイズを通して採用を行った際の感想について同社を担当するシニアコンサルタントの佐藤がお話を伺いました。また、取締役の荒木礼様、開発部システムエンジニアのテッミャットゥー様にも痛快技術社でのキャリアや企業文化、外国人の目線で見た日本の転職状況などについてお話しいただきました。
 

まずは御社の事業内容についてお聞かせください。

IT企業として主にAIやクラウド技術を活用したコンサルティング・システム開発事業を展開しています。お客様の課題をしっかりと理解し、抽出した上で、私たちの持つ技術の力でそれをどう解決していくことができるのかを、お客様と伴奏しながら課題解決に取り組んでいます。まだまだ小さい会社ですが、生成AIで面白いことやっているなという印象を持っていただきたいので、AIの活用事例の発表やハッカソンなどのイベントも積極的に行っています。
 

現在感じておられるIT業界のトレンドなどがあれば教えてください。

やはり生成AIが多いですね。生成AIはもともとクラウド上での運用から始まっているのですが、それをエッジで 動かしましょうという案件も増えてきています。生成AIを使いながら、いかにしてお客様が抱えている課題を解決していくことができるのか、密に連携をとりながらサポートをさせていただいています。
 

痛快技術のルーツや、杉本さんご自身の経験から同社を創業するに至った経緯をお聞かせください。

痛快技術は私にとって2度目の起業で、最初の事業は2004年に創業し2017年に株式を売却しています。当時良い形で事業を売却することができたので、その部分はとても良かったと思うのですが、やり残したことがあるなと。
 
端的にいうと、下剋上がしやすいITという分野に若いエネルギーを向けたらどうなるのかにすごく興味があり、人材育成をしてみたいと思いました。想像してみるとすごくワクワクしないですか?例えば、これまで学校教育ではなかなか力を発揮できなかったエネルギー溢れる人材に対してITの知識や技術を教えたらどうなるだろうと。
 
事業を売却した後、外資系大手ITコンサルティング会社に勤めていた時期があるのですが、その会社で働いていた社員は有名大学の出身者や、キャリアの経歴を見てもいわゆるエリート層でした。でも、今の日本の状況に目を向けてみると、そうではない人の中でも大きなポテンシャルを持った若手はたくさんいると感じています。
 
だからこそ、これまでチャンスに恵まれてこなかったけれど、エネルギーが有り余っている若い人材に対して技術という武器を与えることができればどうなるのだろうと想像していました。そういったことをこの痛快技術でやりたいと思う気持ちがすごく強く、チャレンジする機会をつくることを、人材育成のテーマのひとつにしています。
 

ありがとうございます。色々な思いがあってスタートした痛快技術株式会社、一見すると変わった社名に見えますが、社名に込められた思いはありますか?

そうですよね。普通、会社名に「痛い」という字は使わないと思うので、そういう意味では覚えていただきやすいのかなと思います。ただ「痛い」が「痛快」になると愉快痛快のようにポジティブな意味に変わってきます。その根底には「やっぱり技術って楽しいよね」という理念があり「痛快技術」という社名になりました。
 

今後、会社を拡大していくにあたっての採用戦略についてお聞かせください。

採用に関しては前職での経験がすごく刺激になっています。一社目を起業した時には、採用して事業を拡大していくことに不安がありました。すごく単純な話ですが、採用するとコストが増えるのでどうしてもキャッシュフローを圧迫してしまいます。ですが、前職で勤めていた大手企業だと、人手が足りないとどんどん採用に乗り出して、すごい勢いで拡大していたというのが強烈に印象に残っています。もちろん、事業規模が違うので、同じペースで採用、拡大というのは難しいにしても、雇用を創出すること自体が痛快技術の存在意義の一つであると、私自身の考えもシフトしていきました。
 
その上で、やはり先ほど述べたような若い力に技術を伝えて育てていきたいという思いがあります。技術自体の面白さを知ってもらい、もっと言うと、痛快技術を踏み台に技術力をつけて世の中に飛び出して欲しいとも思っています。最後に私が落ちぶれた時に、この会社で育った人が颯爽と現れて、私にコンビニのおにぎりをひとつそっと差し出してくれたら最高ですね。
 

雇用の創出という部分も大切にされているのですね。では、社内の人事制度で何か特色はありますか?

弊社では各職種のロール、キャリアパス、職位は明確に整えています。前職の大手コンサルファームの仕組みやノウハウ、私自身の経験も痛快技術の人事・評価制度に落とし込んでいます。おそらくスタートアップの会社でここまで細かく設定している会社は少ないのではないでしょうか。評価基準についても社員に納得してもらえるようなシステムとなっており、そのポジションで求められることや、次のステップに上がるために出来ていること、これから改善する必要があることなど、社員に対してクリアに説明できる環境を作りました。これは採用にも活かすことができていて、例えばヘイズのようなエージェントを利用する際にも、自社でその役職に対して求めるものがはっきりしていると、認識のすり合わせがスムーズに行える点も利点だと思います。加えて弊社に入社していただけたら、どういったキャリアパスで自身の価値を高めることができるのかをはっきりと候補者の方にお伝えできるところも弊社の人事制度の強みです。
 

今後採用していくにあたって、求める人物像やスキルなどはありますか? 

すごく端的に言うとポテンシャルがある人です。どの会社でも同じかとは思いますが、成長のための努力を惜しまない人材は惹かれます。私たちは仕事を通じて様々なチャンスを提供することは出来るのですが、そのチャンスを活かす努力をするかどうかはやはり本人次第です。もしかすると、そのチャンスも1回しか巡ってこないかもしれません。だからこそ、オーナーシップを持って積極的に取り組める人材はすごく価値があると思います。むしろそういった積極性がある人でしたらIT業界未経験でも大歓迎です。実は私も異業種からIT業界に入ったので、この業界に入るはじめの一歩が難しいということはよく理解しているつもりです。当時は大学で専門的に学んだ人にしか開かれていない道だとも感じていました。楽な道ではないですが、社内外で自己投資をして自己価値を高めていく気力のある人はすぐに伸びていくと思います。ところが日本の企業はあまりそういった人材に目を向けていない現状があるので、そういった人のためにもこの痛快技術という会社が役に立てれば幸いです。
 
あとはアウトプットや情報発信を積極的にできる人材も理想です。社員に対しては、とにかく外に出て発信するように伝えているのですが、この発信するということがそれぞれの自己価値を高めていくためにすごく重要だと考えています。まず、発信をするにあたって情報を整理する力が身につく、さらにそれを言語化する力も鍛えられる、そして自分のコミュニティを拡大していくこともできる、と外部への発信はプラスになることばかりなので、そういった機会を積極的に作ることができる人材はすごく強いと思います。
 

弊社からの紹介で面接を受けていただいた方からも、ご縁があった方、なかった方問わず「面接で杉本さんとお話しできて良かったです」というお声をよく伺います。何か面接や選考の中で意識されていることはありますか。

人と人の出会いは縁だと思いますし、弊社にご入社いただけるかどうかに関わらず、その縁がその後どう続いていくかが大切だと考えています。例えば、若いのにすごい経歴のある方で、対面で1時間の面談の予定が、お互いに話が盛り上がり3時間も話し込んでしまったことがありました。入社こそされませんでしたが、そこからご縁ができ色々なイベントに来ていただくような関係を築けました。
 
また、面接をする中で弊社とはマッチしなくとも、その方に他に本当に行きたい会社がある場合、どうしたらその会社に受かるかなど僭越ながらアドバイスをさせていただくこともあります。ひょっとしたらその方がご転職された先で何か弊社に発注をくれたりするかもしれません。せっかく繋がった縁なので、面接を通して少しでも弊社のファンになっていただければ嬉しいです。
 

では少し視点を変えて、ヘイズについて実際にご利用いただいた感想をお聞かせいただけますか?

実際に利用してみるまでは、「私たちのようなスタートアップの企業は相手にされないのでは」と考えていたのですが、実はスタートアップ企業こそヘイズが合うなと思います。なぜかというと、募集内容についてのすり合わせを行うのも、それに合う人材を探していただくのも、お一人の方に担当していただけるので、先ほどお伝えしたようなビジョンだけでなく長期的な夢や理念を共有する上でもヘイズのシステムがあっているなと感じました。実際に夢や理念を共有し佐藤さんも私たちとのリレーションをとても大切にしてくれており、心から信頼して採用を進めることができましたし、本当に弊社の理念や夢を理解して未来を考えてくださっているなと感じられたことは大きいです。佐藤さんとはすでに、エージェントと採用企業という枠を飛び越えて関係を築けていると感じます。
 

嬉しいお言葉をありがとうございます。今後ともぜひよろしくお願いいたします。

では、続いて荒木さんにもお話を伺っていきたいと思います。まずは簡単に自己紹介からお願いできますでしょうか?

はい、痛快技術株式会社の荒木礼と申します。取締役をしております。
 

荒木さんは取締役でありながら現役のエンジニアもされているということですが、痛快技術ならではの企業文化や、他社との違いはありますか?

そうですね、他の会社だと年齢・立場・社歴などが気になって、遠慮してしまう人が多い印象ですが、弊社では自分からこれをやりたい、あれをやりたいと声をあげたり、自分で考えて動いたりする人が多いように感じます。社内もフラットな感覚でコミュニケーションをとっているので、立場に影響されることなく意見を言える環境です。
 

なるほど、荒木さんはお若いながらも会社のコアメンバーでいらっしゃるので、社内では新入社員のケアをしたり、現場でリーダーシップをとる立場かと思いますが、何かご自身で気を付けていることなどはありますか?

私が何かを教える時はなるべく丁寧にということを心がけています。ただ、私より年齢が上の方や、経験豊富な方もたくさんいるので、私自身がその方々から学べる部分は素直に教えてもらうようにしています。先ほどの話と少し重複するかもしれませんが、立場に影響されることなくお互いからどんどん学び吸収していく姿勢が大切だと思いますし、意識している部分でもあります。
 

日々の学びが大切ということですね。では社内でそういった学習を支援する仕組みや取り組みはありますか? 

弊社ではAWS やAzureなどを学習目的で自由に利用できる環境があります。他社では恐らく制限などがあり、業務以外で使用することは難しいのではないでしょうか。業務に関係なく、趣味や自己研鑽のため、自分で作ってみたいシステムがある場合は実際に開発・実験できる環境が整っているところは弊社の強みだと思います。基本的には自分でどんどん調べてやってみるという文化ですが、もちろん行き詰まった時には周りの人に相談することもできるので、スキルアップを目指す人にとってはかなり良い環境だと思います。
 

ありがとうございます。荒木さんと出会った当時と比べると日々逞しくなっておられるなと感じるのですが、ご自身の中で変化などはありますか?

私としては目の前のことに日々全力で取り組んでいるだけなので、変化と言われると難しいですね。ただ、例えば仕事でお世話になった社外の方々から学んだことをどんどん社内に展開していこうという意識は持つようになりました。後はプロジェクト単位で仕事を進めていると、他の社員とのコミュニケーションが限られる場合があるので、社員同士の交流を深める機会を設けることなどを自分で考えるようになりました。先日も社内ゲーム大会を開催しました。自由参加ですが皆さん参加してくれて、盛り上がりました。そういった意味では少しずつかもしれませんが、私自身の意識も変化してきているのかなと思います。
 

最後にヘイズをお使いいただいた感想などあればお聞かせください。

たくさんのエージェントとお付き合いしているわけではないので、比較してお伝えすることが難しいのですが、感想としてはこんなにフラットにやり取りができてアフターフォローも充実しているのだなと。私たちは採用する側なので、ご紹介していただいた方が入社されたら、そこでもう終わりだと思っていたのですが、定期的に「その後どうですか?」とアフターフォローをしてくださる部分はすごく良いと思います。
 

ありがとうございます。私自身、痛快技術さんのファンとして御社の発展のために、私ができることは形にとらわれずやっていきたいと思っていますので、今後ともよろしくお願いします。

では続いてテッミャットゥーさんにもお話を伺いたいと思います。まずは自己紹介からお願いします。

はい、テッミャットゥーと申します。ミャンマー出身で痛快技術株式会社ではシステムエンジニアとして働いています。
 

弊社の紹介で痛快技術にご入社されて、杉本さんからいつもすごく頑張っていると伺っており私もとても嬉しいです。テッミャットゥーさんはもともとエンジニアになりたいと考えいらっしゃいましたか?

高校卒業時はエンジニアやIT関連の仕事にはあまり興味がなかったのですが、大学に入ってからIT分野に興味が湧きこの分野での就職を目指しました。大学卒業後ミャンマーで就労した後に日本に来ました。
 

ミャンマーではコンピュータサイエンスにおいては国内トップに大学をご卒業されていますよね。そのままミャンマーでキャリアを重ねるのではなく、日本に行くと決めたきっかけがあれば教えてください。  

元々大学卒業後に日系の企業で働いており、当時の社長や同僚の人柄がすごく良くて働きやすかったという経験や、ミャンマーに比べ日本ではキャリアの面でチャンスも多いと感じたので、日本で挑戦してみようと思い来日しました。
 

ミャンマーでの就労経験はあったと伺いましたが、当時学生として日本での転職活動をしていくにあたり困ったことはありましたか?

日本での社会人経験がまったくなかったため、やはり不安は大きかったです。ただ、痛快技術に入社してその不安も徐々に解消されていきました。
 

ヘイズをお使いいただいたのはご友人からの紹介ということでしたが、痛快技術へ入社したこと以外で、もし私たちがお役に立てていたことがあれば教えていただけますか?

佐藤さんとは痛快技術に入社する少し前からいろんな会社の面接準備をサポートしていただき、その中で日本の文化や、面接での受け答えのコツ、特に自分がやりたいことをどのように言葉にして伝えるかという部分でたくさんアドバイスをいただきました。個人的にはそういった真摯なサポートが佐藤さんの一番の強みだと思いますし、その当時いただいたアイディアは今回の転職だけではなく、今度どのようなキャリアに進んだとしても役に立つものだと思います。
 

 

ありがとうございます。当時痛快技術での内定が決まった時に、この会社で頑張ろうと思った理由があれば教えてください。

まず面談時に会社の情報などを杉本さんが事細かに説明してくれたことが大きいです。また、興味があったAIについても話題に上がり、AI関連業務未経験の私でも頑張ればできるという自信が面談を通じて湧いたので、エンジニアとしてそのキャリアに挑戦したいなと思いました。
 

当時痛快技術にとって初めての外国籍の社員でしたが、入社にあたって心配などはありましたか?

そうですね、転職活動をしているときに、外国人の社員が多い会社とそうで無い会社、どちらに入りたいかというと、やはり外国人の社員が多い会社が良いなという思いがありました。実際痛快技術で内定をいただいた時、外国人の社員が多い別の会社からも内定をいただいていたのですが、ITの仕事や痛快技術での業務内容を伺い、杉本さんをはじめとした社員の方々との面談を通してこの人たちと一緒に働きたいという思いが強くなりました。その時にはもう外国人が多いかどうかは私の中で全く問題ではなくなり、この会社への入社を決めました。
 
また、会社に対する不安とは少し異なりますが、私自身日本での勤務経験がなく、日本の商習慣がまだ理解できていないことや、実際にビジネスの現場で通用するような日本語力があるのかという点は不安に感じていました。ただ、痛快技術に入社するにあたって、当時感じていた心配事以上にこの会社で頑張りたいという思いが強かったです。
 

テッミャットゥーさんは大学でITの勉強もし、ミャンマーでエンジニアとしての経験がありましたが、日本でエンジニアとして働いてみて壁を感じることはありましたか?

初めの1週間ほどは仕事の会話になかなかついていけず理解できない部分もあったのですが、徐々に慣れていくことができたと思います。上司も私に説明をする際はわかりやすい言葉を使ってくれており、業務上での日本語のやり取りに耳を慣らすことができました。
 

一歩ずつ着実に痛快技術でのキャリアを進められていて、私にもテッミャットゥーさんがさらに努力してレベルアップされているという話が聞こえてきています。もともと AI に関する仕事に興味はあったと思いますが、今現在その仕事ができているという状況についてはどのように思っていますか?

すごく良かったと思います。まだまだ知識不足な部分はありますが、日々自分の成長につながっていると感じますし、少しずつ自信もついてきたかなと。
 

そうですね、以前お会いした時よりも自信に溢れている感じが伝わってきます。ではこれからはどんなことに取り組んでいきたいですか?

今はクラウドや AWS、Azureを勉強しているのですが、まだまだ知識を伸ばしていくことができると思っているので、さらに専門的な知識をつけていきたいです。同様にAIについてもスキルアップしてきたいと考えています。
 

ではもう少し長い目で見て、5年〜10年先の目標などはありますか?

今は同僚や上司と協力しながら業務を進め、分からない部分があれば教えてもらっていますが、今後は私自身が技術的に独り立ちして、知識をチームに共有したり、今の私のように分からないことがある社員を支えていける存在になりたいです。
 

もっと大きな「夢」はありますか?

ミャンマーでIT関連の会社を起業したいです。ミャンマーには優秀な人材が多いと思うのですが、やはりキャリアのチャンスが少ないと感じています。ミャンマーで働きたいと思っている人々に、IT領域でのキャリア形成ができる機会を提供できるような会社が作れたらすごく良いなと思います。
 

杉本さんも雇用を作ることが会社運営の目的の一つだと仰っていたので、同じ目線を持っていらっしゃるのですね。ぜひ頑張ってください。

 

では少しヘイズのことについてもお聞かせください。今、当時のテッミャットゥーさんと同じように転職活動をしている方々に向けて、もし弊社をお薦めできるポイントがあれば教えてください。

いつでも相談できることが大きいと思います。面接対策や入社までのサポートにとどまらず、入社した後もいつでも相談に乗っていただけますし、「最近の状況はどうですか?」など近況のチェックを引き続きしていただけるところも強みだと思います。
 
また、私は当時学生ビザで就職活動をしていたので、他のエージェントだとビザの関係で仕事の紹介が難しいと断られるケースもありました。でもヘイズでは学生ビザからでも切り替えができる会社を紹介してもらえたので良かったです。あと少し友達との感覚に近いといいますか、フラットに自分の気持ちをなんでも話せる関係性を作ってくれるところも魅力だと感じました。
 

ありがとうございます。ではこれから日本で就職して頑張っていきたいと考えている外国人の方々にアドバイスなどはありますか?

日本ではIT分野だけでなく、幅広い分野でチャンスがたくさんあります。日本語力を頑張って身につけることで、自分にとってより良い会社に入る機会を掴めるのではと思います。
 

日本では、外国人の方を受け入れる環境や企業・人の理解があると感じますか?

はい、あると思います。語学学校時代の友人もIT エンジニアだけではなく、構築エンジニアや、経営、営業など様々な分野で活躍しているので、仕事をしやすいのかなという印象です。外国人はダメという会社ももちろんありますが、日本語が少しでもできればチャンスがもらえる会社も多いのではないでしょうか。また、日本では労働人口の減少もあり、国籍に関係なくしっかりとしたキャリアパスを描けるような機会があると思います。
 

少し視点を変えて、外国人採用を検討している企業に向けたアドバイスなどはありますか?

そうですね、当たり前ですが、私たちの日本語能力ではどうしてもネイティブの方に負けてしまいます。もちろん日本語のスキルアップは個人でも頑張らなければいけない部分ではありますが、受け入れる側の企業としても、コミュニケーションを辛抱強く行う意識があれば、もっと技術的にスキルのある人材へアプローチできるのではないかなと思います。
 

今、毎日ものすごく頑張っていらっしゃると思うのですが、その原動力やモチベーションになっているものはなんですか?

正直にお話しすると、私も毎日頑張り続けることは難しいですし、休みたいと思う時もあります。でも、ミャンマーにいる家族や国のことを思うと頑張ろうと思えます。もしかすると、私が頑張ることで、ミャンマーで困っている人を助けることができるかもしれません。家族の不安を減らせるかもしれません。そういった部分が私の原動力に繋がっています。
 

素晴らしいですね。では最後にもう一つ、将来ミャンマーで起業された際に作ってみたいシステムなどはありますか?

今、日本ではどこに行くにしてもGoogleマップで目的地を設定して行くことができると思うのですが、ミャンマーだとそれがすごく難しいです。インターネットで検索しても出てこない場所が多いですし、ミャンマーでは移動手段としてバスが多用されているのですが、経路やダイヤ・乗り換えも複雑なので毎日使わないと正しい路線を覚えることさえ一苦労です。なので、車移動だけではなく、そういったバスや電車のような公共交通機関の最新の情報が反映されていて、適切なルートを確認できるようなアプリを開発してみたいです。
 

 

ありがとうございました。もしかしたら将来、私たちがミャンマー旅行に行ったときにテッミャットゥーさんのアプリのおかげでスムーズに観光できた!といような未来があるかもしれないですね。今後もぜひ頑張ってください。

 

痛快技術株式会社 
代表取締役
杉本礼彦
ソフトウェア開発エンジニアを経て、30歳で株式会社ブリリアントサービスを設立。スマートフォンアプリやスマートデバイスの企画・開発を中心にビジネスを展開。2013年にメガネ型ウェアラブル端末「mirama」を発表し、国内外から注目を集める。2017年に同社をアメリカの大手IT企業にバイアウトし、経営を退く。
その後、2019年より外資系ITコンサルファームにてシニアディレクターに就任。2023年までの5年間、日本支社設立・拡大に際しての組織構築に携わりながら、自身もエンジニアとしてAIやクラウドなどの最先端技術の社会貢献への活用などに尽力。2021年に痛快技術株式会社を設立し、現在に至る。
 
 
 
痛快技術株式会社
取締役
荒木礼
未経験からIT業界に飛び込み、代表の杉本氏と共に痛快技術株式会社を設立。取締役として同社の経営をリードしながら、自身もITコンサルタント/プロジェクトマネージャーとして第一線で活躍中。


 

 
 
 
痛快技術株式会社
開発部システムエンジニア
テッミャットゥー
ミャンマーにてコンピュータサイエンスの学部を卒業後、グローバルな活躍の場を求め、日本へ移住。その後、日本語学校を卒業し、2023年に痛快技術株式会社へ入社。
 
 
 
 
 
ヘイズ・ジャパン大阪支店
シニア・コンサルタント
佐藤鯨大
ヘイズ・ジャパン大阪支店のシニア・コンサルタントとしてIT企業の採用支援と、IT人材の転職サポートの両方を担当。
プライベートではテックコンテストのスポンサー・審査員を務め、エンジニア/クリエイターの支援を行う。
 
採用に関するご相談は keita.sato@hays.co.jp、もしくは06-6457-7249にて承っております。お気軽にお問い合わせください。

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