スキルアップの意識調査レポート2022
本調査の背景と目的
近年の世界的な課題は、私たちの仕事への取り組み方を大きく変えました。デジタルトランスフォーメーション(DX)、企業が対応の必要に迫られているサステナビリティでの人材不足が叫ばれていますが、人材やスキルの不足はこの2つの分野に限ったことではありません。
変化が急速に進む状況においては、現在抱えている人材をスキルアップすることが、働く人と雇用主の双方にとって利益となる解決策と言えます。問題は、すべての人が今より良い方向に向かうために従業員と雇用主が正しい方法で協力することができているかです。
そこで、ヘイズとGo1は共同でスキルアップに関する意識調査を実施。20,000人以上の働く人と採用担当者を対象に、スキルアップに関する資質や姿勢、リソースの利用可能状況についてアンケートを行いました。調査結果から、雇用主と働く人のスキルアップに対する考え方にギャップがあることが明らかに。より良い未来のために、働く人と雇用主は、この認識のギャップを埋めていく必要があります。
調査内容
・ 企業と従業員の学習に対する認識のギャップ
・ 従業員が好む学習方法
・ スキル格差に対する雇用主の見解と将来的なチャンス
・ 従業員と雇用主が今後取るべきアクション
・ 従業員が好む学習方法
・ スキル格差に対する雇用主の見解と将来的なチャンス
・ 従業員と雇用主が今後取るべきアクション
本調査がもたらすもの
従業員・企業共に、相手の意識や考えを深く知る機会はそれほど多くありません。このレポートは、社会課題となりつつある人材不足・スキル不足に対して、個人が特定されない状況で回答された率直な回答をもとにした現状を映し出しています。
このレポートから入手できることとして、まずは従業員にとっては企業の、企業にとっては従業員の、それぞれのスキルアップに対する意識や認識が挙げられます。次に、認識のギャップが存在している事実を前に、そのギャップを埋めるためにどんなアクションが必要か、お互いのとるべきアクションが提言されています。これらのアクションは、従業員の組織内での存在感向上や、企業の人材定着への一手となるもの。スキル不足が叫ばれて久しいなか、現状理解と対策の把握は、課題解消および双方にとって良い未来の創出につながります。