再び注目を浴びるサステナビリティ:私たちはなぜネット・ゼロを目指すのか?
この1年間、世界中の政府や科学者は、差し迫る新型コロナウイルスの脅威への対応に尽力してきました。しかし、気候変動の影響を抑えるために、持続的で低炭素な生活を送る必要がなくなったというわけではありません。環境問題が再び大きな注目を集めているのです。
また、多くの人々が、人種やジェンダー平等、LGBTQ+のコミュニティに寄り添うための学習など、社会的問題について自分たち自身で声を上げていかなければならないと感じるようになりました。従業員にとって働く目的がこれまで以上に重要となり、企業がサステナビリティの問題に取り組んでいくことを望んでいます。気候変動に対して強い姿勢で取り組むことは、ヘイズにとっても重要な問題です。
このような点を考慮し、ヘイズは2021年の終わりまでにネット・ゼロ(温室効果ガス排出量実質ゼロ)を実現することを約束します。これは、ヘイズの国際的なコミットメントであり、イギリスやアイルランドで、すでに行われている数多くの取り組みに続くものです。
ヘイズのサステナビリティへの取り組み
サステナビリティが、ビジネスにとって極めて重要なテーマであるということだけではありません。例えば、エネルギー効率を高め、廃棄物を減らすことで、コストを削減することもできます。また、規制の変更があった場合にも適切に対応できると思います。当社の顧客や従業員は、サステナビリティの問題について強い関心を持っており、ともに働くコミュニティには、ヘイズが彼らの利益や価値を代表していることを知ってもらいたいと思っています。
私たちは、この問題について長期的な視点で考えていく必要があります。ヘイズは、創業してから50年以上が経過しています。ビジネスリーダーは、「今自分たちの取り組んでいることが、明日企業の利益となるのか」と自問自答し続けなければなりません。地球環境を守ることは、私たちのビジネスや従業員、顧客を助けることにつながるのです。
サステナビリティのために、他に取り組んでいることは?
ネット・ゼロへのコミットメントは、決して単独で行っているものではありません。実際、これは、2022年末までにイギリスの90のオフィスで使い捨てのプラスチック製品の使用をなくすという公約に沿うものです。
この取り組みは順調に進んでいます。ロックダウンの前には、使い捨てプラスチックのオフィス用品の購入禁止やリサイクル施設の改善、従業員間の意識向上を行い、使い捨てプラスチック製品の消費を70%減らすことができました。
イギリスとアイルランドでは、オフィスに使用する電力を100%再生可能エネルギーに切り替えました。この取り組みにより、2年間で1300トンの二酸化炭素を削減することができるだろうと試算されています。電気自動車への切り替えやペーパーレスのための経費精算自動化も進めています。
また、人材紹介会社として社会インフラやESG(環境・社会・ガバナンス)の分野に優秀な人材を紹介することで、ESG関連の人材プールを拡大させ、世界的なスキル・人材不足を解消しています。
正しい手順を踏む
当社は、環境への負担を減らすために、今すぐ対応しなければならない製品や製造工程はありません。それでも、この取り組みに積極的に参加し、自分たちができることをしていく責任があると思っています。
これまでにもビジネス全体でいくつか素晴らしい取り組みを行ってきましたが、今回のネット・ゼロに向けた取り組みは、ヘイズにとって非常に重要なステップであると考えています。気候問題に対処するためにはそれぞれの役割を果たす必要があり、ヘイズはそのための取り組みを進めています。
ESGまたはサステナビリティの求人がある方は James Knight にお問い合わせください。