カメラ映りや仕草…オンライン面接で良い印象を残すには

 

オンライン面接では、面接官と画面越しにコミュニケーションをとることになり、細かなしぐさや相手の雰囲気などを感知することが難しくなります。求職中の皆さんの中には、これに不安を覚える方もいらっしゃるかもしれません。コミュニケーションにおいて大きなカギを握るのは、ボディランゲージです。効果的にボディランゲージを取り入れることが出来なければ、私たちの表現力は著しく低下してしまいます。

オンライン面接には、従来の対面式面接とは異なる特有の注意点があります。面接方式に応じて必要な準備をしておきましょう。十分な準備は、不安を克服し未知の経験を乗り越えるためにも重要です。今回は、オンライン面接を乗り切るための3つのコツをご案内したいと思います。

1. 準備は余裕をもって

オンライン面接で最も注意しなければならないのが、面接に使用されるソフトウェアやプログラムなど、技術面に関することでしょう。技術的なトラブルが発生しても慌てることがないよう、必要なプログラム等は十分に余裕をもってインストールしておくことが必要です。また、トラブル発生時の対処法についても、事前に確認しておきましょう。

接続の状態やソフトウェアの調子については、事前に何度も確認することをお勧めします。この時に通話状態をテストして、音量やカメラの画質等をチェックしておきましょう。面接官は、非常に忙しいスケジュールの中でみなさんの面接を行っています。このため、何度もリダイヤルして面接の進行が妨げられてしまうと、面接官の心証を損ねることにもなりかねませんので注意が必要です。準備の仕方や面接で想定される質問については、リクルーターがアドバイスしてくれるでしょう。しかし、本番中のトラブルを防げるか否かはあなた次第です。

服装はフォーマルなものを選びましょう。例え面接を受ける場所が自宅のリビングルームであったとしても、応募先企業の本社を訪問する時の服装で面接に臨むのが基本です。また、面接に使用するスペースは、きちんと整理整頓しておきましょう。私物など面接に関係のないものが画面に映りこまないよう配慮することが大切です。リクルーターを通して転職活動をしている場合は、リクルーターのオフィスで面接を受けるよう勧めらる場合もあります。リクルーターのオフィスであれば、整理整頓について悩む必要もありませんので安心ですね。

2. 機器などに慣れておきましょう

カメラやマイクの使い方に慣れておくことも大切です。面接官と適度にアイコンタクトが出来るように、また、何度も同じことを繰り返して伝えずに済むようはっきりと受け答えが出来るように、この2つの機能については十分にチェックしておきましょう。面接中は、つい自分の顔映りが気になってしまうものですが、目線が自分の顔ばかりに向かないように気をつけましょう。面接官に笑顔を向けることも忘れないで下さい。笑顔は、信頼関係の構築に非常に効果的ですし、笑顔のときは声にも表れるものです。

面接官が質問しているときは、特に注意して耳を傾けましょう。通信状態によっては、画像と音声に時間差が生じることがあります。答えに迷ったときは、考えがまとまってから回答しても良いかを面接官に確認してみましょう。面接官と同室にいるときは、多少の沈黙はそれほど気にならないかもしれませんが、オンライン面接ではぎこちない雰囲気を作り出してしまいます。黙り込むようなことは、出来る限り避けましょう。この対策として、家族や友人と事前に練習をしておくことをお勧めします。練習することで、どのような技術トラブルが発生するのかを事前に予測しておくことも可能になります。

3. 自信を持ち、落ち着いて

オンライン面接では、従来の対面式面接のように、話に耳を傾けるしぐさや興味や熱意を表すジェスチャーなどのボディーランゲージが通じにくくなります。もちろん、自分の仕草に注意を払うことは必要ですが、伝えたいことは出来る限り言葉で伝えるようにしましょう。効果的なのは、適切な質問をすることです。ヘイズは、他のブログ等で面接に有効な質問についてもご案内していますので、これらを参考に準備を進めても良いでしょう。

どんな質問をされても、プロフェッショナルらしく振舞い、リラックスして落ち着いた態度で臨みましょう。正確に答えることが出来るはずです。通信などの問題で、音声が遅れることもあるかもしれませんが、その時は面接官が質問を言い終えるまで待ち、慌てずに面接を続けましょう。簡潔でわかりやすい回答を心掛けることも、面接をスムーズに進める大切なコツです。面接官は詳しく聞きたい時には、そのようにリクエストするはずですから。

オンライン面接では、通常の対面式の面接以上に、自信の有無が結果を左右します。自信を持った振る舞いが出来なければ、面接官は本来のあなたを理解し難くなるかもしれません。常に自信をもってコミュニケーションし、あなたの能力を面接官に確りと理解してもらうことが大切です。スージー・ティムリン氏のブログでは、自信をもってコミュニケーションするための7つのコツをご案内しています。こちらもぜひ、ご参考にして下さい。

最後に

オンライン面接では、万全の準備をしていても、技術面やソフトウェア上のトラブルが原因で面接が中断されたり、電波が乱れたり、接続が途切れたりなど、不可抗力ともいえるトラブルに見舞われることがあります。このような時は、再接続を試みて速やかに面接官にコンタクトし、面接をそのまま続けることを伝えましょう。

今回は、オンライン面接特有の注意点をお伝えしてきましたが、実はオンライン面接と通常の対面式面接には、多くの共通点があります。こちらのブログでは、面接官と良好な関係を築くための10の方法を紹介していますので、ぜひご一読下さい。

 

 

 

ヘイズUK、ディレクター カレン・ヤング

ヤングは、英国ヘイズ・ピーエルシーの金融リクルートメント事業を担当。金融人材を採用し、人々のキャリア構築を支援してきた22年の実績を持っている。

幅広い業界セクターの財務人事をカバーしており、人材獲得方法の専門家である。ヤングは、400人以上の会計士・財務リクルートメントの専門家からなるチームの戦略的なリーダーである。キャリアプランニングや市場の洞察力についても信頼されている。

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