サステナビリティ分野の市場動向とヘイズの取り組み ― 採用やキャリアをヘイズがサポートします
サステナビリティは、企業にとってもひとり一人にとっても、重要事項のひとつです。「2023年ヘイズアジア給与ガイド」の調査によると、日本では、サステナビリティ報告を実施している企業は47%、事業活動と持続可能な開発目標を関連付けている企業は59%にのぼっています。また、サステナビリティに対する企業のコミットメントを重要だと考える人は93%に至っており、転職を考える際に考慮する項目のひとつとして存在感が増していることも明らかになっています。
グローバル企業であるヘイズは、長年にわたりサステナビリティに積極的に取り組んでいるほか、サステナビリティ分野における企業の採用や転職をサポートしています。
今回は、ヘイズがなぜサステナビリティに取り組むのか、今後の市場動向の見通し、採用担当者や転職を検討している方から頂く質問をまとめました。ヘイズ・ジャパンでサステナビリティ分野の採用を担当するヘイズ・ジャパンのシニア・ビジネス・マネージャーであるJames Knightが答えます。
Q. ヘイズはサステナビリティ分野でどのような取り組みを行っていますか?なぜサステナビリティにコミットするのでしょうか?
― 気候変動は私たちの時代を特徴づける重要な問題のひとつ。パリ協定で設定された目標は、地球の未来にとって重要です。2021年にカーボンニュートラルな事業になるという最初の目標を達成したヘイズの次の目標は、グローバルな人材企業のなかで最初にネットゼロに到達することです。ヘイズは、2025年までに2020年と比較して温室効果ガス排出量を50%削減することを目標に設定しています。この目標を達成するために、フライトを2025年までに40%削減し、ビジネス運転距離を大幅に削減。オフィスでは再生可能エネルギーを使用し、デスクトップコンピュータからノートパソコンに移行するなど、さまざまな取り組みを行っています。
Q. ヘイズ・ジャパンでサステナビリティの採用や転職のサポートに注力することになった経緯を教えてください。
― 環境意識の高まりが、同分野での採用活動の増加につながっています。複数のポジションで求人が見受けられ、企業・人材共に、サステナビリティ分野への意識がより高まっています。ヘイズは、企業の採用ニーズやハイスキル人材のキャリア目標をサポートするため、この動向に対応しサポートしていく必要を感じています。
Q. サステナビリティ領域の採用市場の見通しや将来の動向はどのように変化していくでしょうか?
― ヘイズでは、コンサルティング、ビル管理、金融部門においてとりわけ成長しており、ライフサイエンス、消費財など他の分野でも同様の成長が予想されています。サステナビリティへの公共の取り組みや民間投資が増加するにつれ、再生可能エネルギー企業の重要性も高まっています。エネルギー消費と効率の改善に向けた取り組みが続けられるなか、製造、エンジニアリング、建設業界も注目を集めています。ESGに関する取り組みは、これまで主に「環境」の側面に焦点が当たっていましたが、これらのポジティブな動向により、「社会」と「ガバナンス」でも生まれています。一方で、適切な経験とスキルを持った人材不足は引き続き課題となっています。
Q. 企業の長期的なパートナーとしてヘイズはどのようにサポートしていますか?
― ヘイズの持続可能性戦略の重要な側面は、パートナーシップへのアプローチです。ヘイズは、サプライヤーにヘイズのネットゼロコミットメントを通知し、彼ら自身の計画について尋ね、ネットゼロの旅を共にするパートナーとの協業を明確に優先することを伝えます。さらにヘイズは、より持続可能な世界を推進する能力を示すクライアントを積極的に探しています。
Q. 人材不足の採用市場で、どのように適切な人材を見つけることができますか?
― アメリカやヨーロッパ市場に比べると、日本におけるサステナビリティ分野はこれから伸びる見込みであるため、経験やスキルが豊富な人材は不足しています。そのため企業は、候補者がすべての要件を満たしているかどうかではなく、スキルの応用可能性についても考える必要があります。
Q. クライアント/候補者支援にヘイズはどのように貢献していますか?
― 最近は、適切なスキルマッチを探す際により柔軟な姿勢を示す企業が増えているため、関連性がある転職経験やスキルを持つ候補者に加え、経験豊富な候補者にも機会があります。私たちは、サステナビリティとESGのキャリアを積みたいプロフェッショナルを支援しています。
Q. サステナビリティ分野でキャリアを構築するには?
― 企業がサステナビリティと関連する取り組みをますます重視するようになるにつれ、同分野でキャリアを構築する機会もまた増加していきます。ヘイズのサステナビリティ責任者であるフィオナ・プレイスは、リスクアドバイザリーファームでキャリアをスタートし、その後、炭素管理、責任ある調達、当時新興分野であったESGなど、複数の分野で働きました。
ESGでキャリアを構築していく際には、ジュニアからミドルレベルのポジションでは、コンサルティング、サステナビリティ、エンジニアリングに関する経験やスキルが役立ちます。シニアレベルでは、ESGまたはサステナビリティに密接に関連する分野での経験が必要です。基本的に日本語と英語の両方を流暢に話すことおよび、柔軟性や適応性が求められます。加えて、人材管理やリーダーシップスキルも必要とされます。
サステナビリティをビジネス戦略の一環として取り組んでいこうとしている企業や、サステナビリティで次なるキャリアを検討している方は、こちらよりお気軽にお問合せください。
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