外資系保険会社とは|年収一覧と転職方法を紹介
外資系保険会社は、柔軟な働き方がしやすく、インセンティブで高年収が狙えるため転職先として人気があります。外資系保険会社への転職を成功させるためには、外資系企業ならではの特徴や転職方法を知ることが大切です。
この記事では、外資系保険会社の特徴や日系企業との違い、年収ランキングなどを紹介します。外資系保険会社への転職を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
外資系保険会社とは
外資系保険会社とは、「外国人あるいは外国法人が株式の3分の1以上を保有している保険会社」を指します。生命保険と損害保険それぞれを扱う企業がありますが、いずれも通販型または代理店を通した営業形態が主流です。
日系保険会社との比較
外資系保険会社と日系保険会社では、保険商品の概要や営業形態において違いが見られます。外資系保険会社の商品は、個人で保険内容を組み替えられるオーダーメイド型が基本であるのに対し、日系の保険会社はプランがあらかじめ決まっているセット販売が一般的です。
また、外資系保険会社は新規契約の獲得がメインであり、アフターフォローは少ない傾向があります。組織としては、外資系ならではの実力主義の傾向が強く、成果報酬制(インセンティブ給)を採用している企業も多く見られます。
ただ近年は、保険商品を比較できる保険代理店の増加や、オンラインでの手続きの簡易化などの流れを受けて、日系保険会社でも外資系のようなオーダーメイド型保険商品が浸透しつつあります。
外資系保険会社の給料
外資系保険会社の平均年収は、マイナビAGENTによると約700万円〜800万円で、保険会社全体の平均年収の約400万円~500万円よりも高い水準です。新入社員でも、500万円前後からスタートし、実力や経験を積んで1,000万円以上に達する人も少なくありません。
外資系保険会社は、獲得契約の保険料を基にしたインセンティブが基本給に加算される給与体系を採用しています。企業ごとに加算される手当の種類は異なりますが、新規契約手数料、契約継続手数料、半期ボーナスなどが一般的です。
保険業界に限らず、外資系企業全般の傾向として成果が報酬に反映されるため、日系企業よりも高年収な企業が多く見られます。
外資系保険会社の年収ランキング
ここで、日本の外資系保険会社の年収ランキングを紹介します。数ある外資系保険会社の中でも、特に高額報酬の企業は次の通りです。
順位 | 企業名 | 平均年収 |
1 | クレディ・アグリコル生命保険株式会社 | 1,234万円 |
2 | プルデンシャル生命保険株式会社 | 1,094万円 |
3 | カーディフ生命保険株式会社 | 894万円 |
4 | メットライフ生命保険株式会社 | 785万円 |
5 | エヌエヌ生命保険株式会社 | 768万円 |
6 | アフラック生命保険 | 717万円 |
7 | AIG損害保険株式会社 | 707万円 |
8 | ジブラルタ生命保険株式会社 | 674万円 |
9 | アクサダイレクト生命保険株式会社 | 663.5万円 |
10 | チューリッヒ保険 | 648万円 |
11 | アリアンツ生命保険株式会社 | 610万円 |
外資系保険会社の多くは完全出来高制のため、個人によって実際の年収額は異なるものの、ランキングを見る限り、dodaによる全体平均年収額の403万円よりも高い金額です。実力次第では、年収2,000万円〜3,000万円台も目指せるでしょう。
通常は入社後、基本給での研修期間を経て、入社2〜3年で完全歩合制へと移行するのが一般的です。インセンティブ制の場合、成果を挙げられない場合は上記数値よりも低い年収の可能性も出てくるため、年収アップまたは維持のためには、継続的な努力が必須でしょう。
外資系保険会社のメリット
外資系保険会社で働くにあたって、完全実力主義による高年収が見込めること以外にも、働き方の自由度が高いというメリットもあります。ここでは、2つのメリットについて見ていきましょう。
完全実力主義
外資系保険会社の多くは、歩合制を採用しており、成果によって給与が変わります。契約件数が多い人ほど、報酬が高額になるため、経験や勤務年数問わず平均を上回る年収を得ることも可能です。
一般的な目安としては、契約初年度は該当保険料の30〜50%程度が加算されます。大口の契約を獲得できれば、月収100万円以上も見込めるでしょう。
日系保険会社のノルマは売上目標という意味合いが強く、基本給は保障されているため給与への影響は外資系ほど大きくありません。一方、外資系保険会社では基本給に比べて、成果によるインセンティブが給与の大半を占めるケースも見られます。
働き方の自由度が高い
外資系保険会社は、働き方の自由度が高い点もポイントです。「成果が出せれば勤務時間の長さは問わない」というスタンスのため、出社時間を設けていない企業や定例ミーティング以外の出社は不要という企業も多く見られます。
長時間働く必要がない上、休日という概念が少ないため、自分の労働時間を調整しやすいでしょう。クライアントに合わせて土日祝日に営業するケースも出てきますが、代わりに平日に休みを取りやすい点もメリットです。
将来に向けた資格取得やスキルアップに時間を当てることもできるので、キャリアパスを考え、自主的に行動したい人には適した労働環境と言えます。
外資系保険会社のデメリット
外資系保険会社にはメリットがある反面、デメリットも存在します。まず、外資系保険会社では保険の知識が必要です。完全実力主義で、成果によって報酬額が決まる企業が多く見られます。
また、外資系保険会社の商品はオーダーメイド型のため、クライアントに合った商品を組み立てるための知識が求められます。常日頃から安定的に契約を取れるよう、保険の専門知識やプレゼンスキルを磨くことが大切です。
加えて、外資系保険会社が日本から撤退する可能性もゼロではありません。海外に拠点を置く企業であり、日本で採算が取れないとなると撤退のリスクも出てくるでしょう。完全撤退まで行かずとも、規模縮小によるリストラなども考えられます。
外資系保険会社の転職方法
外資系保険会社へ転職する方法はいくつかありますが、メジャーな方法としては「ヘッドハンティング」と「転職エージェント」の2つが挙げられます。それぞれを利用する際のメリットや注意点を含めて、詳しく解説します。
ヘッドハンティングを受ける
外資系保険会社では、ヘッドハンティングによる転職が一般的です。契約した保険会社や名刺交換の相手からの声掛け、友人・知人からの紹介などで外資系保険会社に転職する、といったケースは少なくありません。
最近は、ビジネスSNSの「LinkedIn」も採用によく使われています。自分のアカウントを作成し、キャリアやスキル、転職を望んでいることをアピールすると、ヘッドハンターやヘッドハンティング企業の目に留まり、紹介を受けられる可能性が高まります。
転職エージェントを利用する
効率的に外資系保険会社へ転職するために、転職サイトやエージェントを利用しましょう。
外資系企業への転職が初めての場合は、プロのアドバイスが必要です。日系企業とは異なる外資系企業に特化した転職エージェントは、業界事情に精通しており、多くの情報を持っています。
紹介企業の選考を通過するための対策やサポートもあるため、自力で応募するよりも心強いでしょう。転職エージェントから企業へプッシュしてもらえる場合、自分で応募するよりも採用確率が上がります。
転職したい旨を連絡すれば、アドバイスをもらいながら転職ビジョンや方向性を絞りつつ、希望に添った外資系保険会社の求人を紹介してもらえます。多くの転職エージェントではキャリアカウンセリングが利用できるので相談してみましょう。
まとめ 外資系保険会社への転職ならヘイズ・ジャパン
外資系保険会社は、日本の保険会社よりも自由度の高い働き方がしやすく、成果報酬による高年収が狙えるなどのメリットがあります。大手の外資系保険会社など年収ランキングの上位企業を中心に、年収1,000万円以上も狙えます。
外資系保険会社への転職では、ヘッドハンティングや転職エージェントの利用が一般的なので、実績のある転職のプロへ相談しましょう。
ヘイズ・ジャパンでは、外資系保険会社を含め外資系企業のエキスパート職やスペシャリスト職の求人案件を多数扱っています。年収アップやキャリアアップに向けた転職サポートも可能ですので、まずは下記よりお気軽にご連絡ください。
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