企業薬剤師の職務経歴書を作成する際は、業務内容に関して「どのように」「何を」行ったか具体的に記載することがポイントです。承認、プロジェクト規模、売上改善など、成果を数値で示します。応募先企業のニーズに合わせた業務経験やスキルを優先的に記載して下さい。これらのポイントを活用することで、企業薬剤師としての専門性や即戦力を効果的にアピールできるでしょう。 

 

 

 

自己PR欄の重要性と、転職先に応じた効果的なアピールポイントの作成方法について解説します。 

 

3-1 自己PR欄の書き方の基本ルール 

自己PR欄は、採用担当者自身の強みやスキルをアピールする重要なスペースです。 薬剤師としての経験や実績を具体的に表現し、応募先に対して自分が即戦力であることを伝えましょう。 
 
薬剤師としての強みを表現する具体的な実績として、例えば「1日平均50人の処方箋に対応し、患者満足度90％以上を達成」といった内容を記載すると良いでしょう。調剤薬局なら服薬指導の丁寧さ、企業なら研究開発経験などをアピールします。「新薬プロジェクトで承認数5件達成」など、数値で実績を明確に記載するのも効果的です。 
 
作成時の注意点として、抽象的な表現は避け、具体的なエピソードを記載することや長文にならないように5行以内を目安に記載して下さい。誤字脱字を防ぐため、作成後は必ず見直すことも大切です。職務経歴書の自己PR欄を活用し、自分の魅力を最大限に伝えましょう。 
 

3-2 薬局向けの自己PR例 

調剤薬局なら患者対応や服薬指導の経験を中心に記載すると良いでしょう。在宅医療や地域医療の取り組みがあればアピールすると効果的です。薬局向けの自己PRは以下の通りです。 
 
例1：患者対応に注力した自己PR 

調剤薬局にて処方箋調剤を1日平均50人以上対応し、患者に合わせた服薬指導を行いました。 特に高齢者への指導では、家族の意見を取り入れながらアドヒアランスを向上させる改善工夫を重ねました。その結果、患者満足度調査では90％以上の高評価を頂きました。また、地域の健康イベントに参加し、薬剤師として健康相談を担当。地域医療への貢献を強化しました。