アジアの経理・財務人材の4割が、チャンスがあれば転職を前向きに検討する意向
ヘイズ、日本国内の企業において現在、最も需要の高い職種・職務に関する洞察を公開

2024年5月27日 – 外資系人材紹介会社ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社(本社:港区、マネージング・ディレクター:グラント・トレンズ、以下ヘイズ)は、現在の経理・財務人材市場を動かす最新の採用動向についての調査結果を発表しました。
 
アジア地域の専門技能を持つ人材8,525人と採用担当者3,089人を対象とした調査結果をまとめた「2024年ヘイズアジア給与ガイド」によると、経理・財務分野の人材の35%が、同じ職種や業界で転職を考えていることが明らかになりました。また、回答者の31%が現在の勤務先で、昇進または新たな職務に就きたいと考えている一方で、43%はチャンスがあれば転職を前向きに検討したいと回答しました。
ヘイズ・ジャパンのマネージング・ディレクターを務めるグラント・トレンズはこの結果について、次のように述べています。「今、経理・財務分野の人材にとって、キャリアアップへの意欲が新たなチャンスを求める最大の動機になっています。現在、日本国内では有能な人材の確保が困難になっています。他社との競争に打ち勝って貴重な人材を確保するには、採用担当者は全力を挙げて人材の獲得と定着のための戦略の練り直しに取り組む必要があります」
 

2024年の経理・財務分野における主な洞察:

  • 最新のデータ管理スキルが不可欠精度の高い分析の必要性が高まっているため、エンタープライズリソースプランニング(ERP)ソフトウェアを使いこなせる人材の需要が増えています。
  • ワークプレイス変革によって新たなテクノロジーが導入されたことで、今後、企業がレガシープロセスからのスムーズな移行を図っていくために、有能なチェンジマネージャーが求められるようになります。
  • グローバル化がさらに進むことで、高度な英語力を持つ人材の需要が高まっています。

2024年に日本国内の経理・財務分野で最も高い需要が見込まれる職種:

1.    シニアFP&Aアナリスト

質の高い財務分析の必要性に焦点を当てたシナリオプランニングや予測能力が求められるようになったことで、重要性が高まっています。職務には、財務予測を作成し、組織としての戦略的意思決定を支援するための洞察を提供することが含まれます。
 

2.    ファイナンシャルプランニング&分析マネージャー

FP&Aチームのリーダーとして、グローバルチームと連携するには、財務面から最適な戦略を実現するために、部門や地域を超えて積極的に取り組む能力が求められます。日本国内の労働力人口が高齢化していることに加えて、あらゆる職種でバイリンガル人材を巡る競争が激化しており、地域/グローバルな知識を日本市場にもたらすことのできる人材の価値が高まっています。
 

3.    シニアアカウンタント

財務計画の基礎となるビジネスにおけるアクションと結果を正確に記録するために、豊富な経験を持ったアカウンタントが必要です。職務には、財務報告、予算、コンプライアンスを含め、経理に関わるさまざまな業務の監督・管理が含まれます。
 

4.    スタッフアカウンタント

プロダクトベースの企業にとって重要な基本業務として、在庫やコストを追跡してビジネス部門に正確な情報を提供し、キャッシュフローのコンプライアンスを維持する役割を担います。
 
日本の経理・財務分野の採用動向および関連職種の需要の詳細については、「インサイドストーリー 経理・財務部門(2024)」をご覧ください。
レポートはこちらからダウンロードいただけます。
 
 
ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社(ヘイズ・ジャパン)について
ヘイズの日本法人として2001年に東京で設立されたヘイズ・ジャパンは、3つの国内拠点(東京本社、大阪支店、横浜支店)を有する人材コンサルティング会社です。13の専門分野(経理・財務、金融、マーケティング・デジタル、人事、IT、保険、法務、ライフサイエンス、事務、不動産、営業、サプライチェーン、製造業)に精通した経験豊富なコンサルタントが、「正社員紹介」「契約・派遣社員」「採用アウトソーシング(RPO)」「ITソリューションズ(業務委託)」の4つのサービスを提供し、企業の人材採用と個人のキャリアアップを支援しています。
 
ヘイズについて
ヘイズ(本社:英国)は、グローバルな人材サービスを提供するスペシャリストの人材紹介会社です。2023年6月30日現在、33か国・地域249の拠点(総従業員12,300人)において、20の専門分野に特化したハイスキル人材サービスを提供しています。