行動面接とは?よく聞かれる質問と回答例を紹介
行動面接とは、実際の職場で起こり得る様々な課題へどのように対処するのか予測するための面接手法です。他にも面接では、特定の状況へのアプローチや必要なスキルを持っているか質問をされることがありますが、行動面接は、面接官が求める人間性を持っているか確かめるために行われます。このような質問をするのは、現在のチームに合うのか確認するために重要だからです。
行動面接における質問は、過去の行動から未来を予測できるという考え方に基づいています。行動面接を行うことによって、チームの一員として働くことができるか、顧客対人スキルや適応能力があるのか判断することもできます。今回のブログでは、行動面接でよく聞かれる質問と回答例を紹介します。
よく聞かれる質問1
「仕事で挑戦をして上手くいかなった経験と、そこから学んだことがあれば教えてください」
対策:仕事によっては、クリエイティビティを発揮することが重要なこともあるかもしれません。しかし、そのような場合より多くのアイデアを出す必要があり、そのすべてが必要というわけではありません。そのことに気づき、落胆せずにいるということは、採用者にとって重要な点かもしれません。面接官は、その経験から学んだことだけでなく、上手くいったことやいかなかったことから学ぶ意欲を見たいのです。
回答例
「地域のヘルスクラブのカスタマーサービスで働いていたとき、1か月限定の会員権を提供したことがありました。しかし、この会員権を購入した人の中で、長期の会員権を購入する人は少なく、費用対効果を上げることができませんでした。そこで、最短の契約期間を6ヶ月に変更したところ、ヘルスクラブの収益を維持するのに効果的であることが分かりました。」
よくある質問2
「自分の方が正しいと分かっていても、指示やルールに従わなければならなかったことはありますか」
対策
この質問に対する最高の回答は、チームの中で責任感を持って働いている姿を示すことです。その決定に不満があったとしても、やるべきことをこなし、同僚のモチベーションを維持させることができているかが重要だと言えます。
回答例
「ホワイトペーパーの制作に携わっていた時のことです。締め切りが迫っていたことから、調査を終えるため、同僚とデータの数値化を行いました。しかし、調査で使用しているデータ期間の妥当性に懸念があり、チームミーティングで議題として挙げました。その結果、現状を改善し、同様の問題が起きた時の再発防止もすることができました。長期間にわたる調査継続も決め、より効果的な調査結果を得ることができたと考えています。」
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