効果的な英文履歴書作成とは?
求職活動で最初の壁となるのが、履歴書の書き方です。カバーレターとともに、応募先の企業が一番初めにあなたを判断する基準となるからです。
最終選考に残るためにも、履歴書ではあなたが応募職務に必要な条件をすべて(すべてではなくても殆ど)満たしていることを伝える必要があります。募集ポジションごとに必要な経験を強調したり、関連性の薄い経験は削除したり、と内容にメリハリをつけましょう。
また、最初の段階では、アルゴリズムや採用管理システム(ATS)による審査も通過しなければなりません。アルゴリズムやATSは、履歴書に記載されたキーワードによって適切な候補者を選び出します。
効果的な履歴書を作成するために(ここでご紹介するのは、英文履歴書の書き方です。日本語の履歴書とはフォーマットが異なりますので、ご注意下さい。)
基本情報
氏名や電話番号、メールアドレス(社会人として相応しいアドレスを使いましょう)、LinkedInのプロフィール欄へのリンクは正確に記載されていますか。
プロフェッショナル・サマリー
応募するポジションに関連する経験を、50字から150字にまとめてください。あなたの価値や特徴を伝える大切なセクションです。ここには、今後の仕事に期待することを書くのではなく、どんな貢献ができるのかを中心に記載しましょう。ATSが効率よくマッチングできるよう、求人票で使用されている用語をキーワードとして活用しましょう。
スキル・サマリー
応募する仕事に関連性が高いシステムやスキル、資格などを記載しましょう。ここでも求人票に使われている用語をキーワードとして活用してください。
実績について
あなたがキャリアの中で達成した成果をまとめましょう。成果を証明する事実やデータ、リンクなども書き添えると効果的です。あなたの貢献力をアピールできれば、応募先企業もあなたに関心を持つでしょう。
職務経験
職歴は、最近のものから順番に記載してください。勤務先の名称、ポジション、職務内容などの情報が必要です。役職名が特殊な場合は、その業界で一般的に使用される名称に置き換えても良いでしょう。また、「マネジメント」や「指揮監督」などの言葉であなたの経験をアピールするのも効果的です。貴重なスペースですので、重要性の低い情報を記入して無駄に使うことがないよう注意が必要です。仕事の具体例を挙げて、あなたの強みを伝えるのも効果的です。あなたの実績を証明するのは、結果そのものなのです。
職歴の欄にブランクがあるのは望ましくありません。1年間の休職や臨時就業した場合、半年間の旅行などでブランクが生じた場合は、きちんと記入しておきましょう。入退社については年だけではなく月まで正確に。「2018年から2019年まで」は、在籍期間が「2018年12月から2019年1月」までのわずか2カ月と解釈されてしまう可能性もあります。
学歴と資格
これまで取得した資格、終了した年や教育機関の他、その内容を1行程度にまとめて記載しましょう。
推薦状
2名からの推薦状を用意しましょう。推薦者は前職の上司であるのが理想的です。卒業したばかりで就業経験がない場合は、担当教授など教育関係者からの推薦状で問題ありません。リクルーターや企業は、推薦者があなたの直属の上司であることを重視します。あなたと一緒に仕事をした人物であれば、あなたが自分のスキルや経験を活用してどのように組織に貢献できたかを説明することができるからです。
履歴書などのフォーマット
あなたの履歴書等は、応募先企業のデータベースにアップロードされることになりますので、書類のフォーマットは標準的なものを使用することをお勧めします。ヘイズでは、マイクロソフト社の「Word」を推奨しています。レイアウトにも配慮しましょう。一方で、絵や画像、装飾文字やビジネスに相応しくないフォーマットは使用しないでください。履歴書の工夫は良い試みかもしれませんが、ATSにとっては処理が困難になる可能性があります。
最終チェック
誤字・脱字がないことを確認してください。応募先企業は、履歴書であなたの第一印象を決定します。時間をかけて確認しましょう。可能であれば、第三者に誤字・脱字やレイアウトなどを確認してもらうことをお勧めします。
最後に、(必要であれば)カバーレターをつけて履歴書を送ります。募集要項などに記載されていない限り、証明書や資格取得証、推薦状などのコピーを添付する必要はありません。その代わり、面接時にはこれらを持参していきましょう。
これらのポイントを参考に履歴書を更新してみましょう。またはヘイズが推奨する履歴書のテンプレートをダウンロードしてお使いください。
テンプレートのダウンロードはこちらから
必要事項をご記入後、ダウンロードが開始されます。