IT転職/就職に役立つ資格は?おすすめ資格とPR手法を解説

IT業界への転職を検討している方の中には、何らかのIT関連の資格があれば転職に活用できるのではと考える方も多いでしょう。ITの資格が転職に役立つと答える人もいれば、経験やスキルが重要で資格は意味がないという意見もあります。

この記事では、IT転職に資格は有利か、それとも不要なのかについてそれぞれの理由を解説します。また、転職に向けて取得をおすすめする資格を26種類厳選して、転職や就職の場でアピールする方法と合わせてご紹介します。

 

目次

  1. IT転職に資格は意味がないと言われる理由・資格を取る際の注意点
  2. IT転職で資格取得する必要性・メリットは?
  3. IT転職に有利!取るべき資格の種類
  4. 資格のおすすめ勉強法
  5. まとめ:IT転職で資格を効率的にアピールするには
  6. IT転職ならヘイズ・ジャパンへ

 

IT転職に資格は意味がないと言われる理由・資格を取る際の注意点

 
IIT業界での転職において資格は必要かという問いに対して、必要とする声と不要とする声とに分かれています。必要だと考える人と不要だと考える人とがいるのはなぜでしょうか?資格が必要かどうかを理解するために、まずは理由を確認してみます。


「資格より実務が大切」

ITの資格取得の際に学んだ知識は、必ずしも実務で活かせるとは限りません。専門性が求められる職種の多いIT業界ではあくまでも実務経験、特に経験年数が重視されることから、資格は不要という意見があります。
 
IT業界は慢性的に人手不足が続いており、転職の際は即戦力になれるかどうかが問われる傾向があります。取得した資格よりも過去の実務経験や培ってきたスキルをアピールする方が、転職活動で有利に働くことが多いといえます。


「資格取得が目的になってしまう」

「資格をもっているから仕事ができる」と考え、資格取得自体が目的になってしまわないか、注意が必要です。資格の準備や勉強に時間がとられてしまうと、むしろ転職活動に割く労力が減り、本末転倒になる場合もあります。資格取得はあくまで転職やキャリアアップの手段の1つととらえましょう。
 
資格取得の意味を履き違えると、資格を取ること自体が目的にすり替わってしまう恐れがあります。資格の準備や勉強にばかり時間が取られてしまうと、むしろ転職活動にうまく活かせなくなる場合もあります。
 

「知名度・難易度の低い資格の取得はメリットが少ない」

知名度や難易度の低い資格を履歴書に記載しても、あまり評価されないことがあります。基本的な知識の習得を目的とした資格取得の場合は問題ありませんが、転職活動での大きなアピールにはならない可能性があります。資格取得には少なくない時間・費用がかかることもあるため、キャリアプランをしっかりと考えたうえで目的に応じた資格取得をすることが重要です。
 

IT転職で資格取得する必要性・メリットは?

 
次に、IT転職に資格が役立つという必要派の声をとりあげます。採用担当者の視点を踏まえながら、ポイントごとに説明していきます。


1. 体系的な知識があることを証明できる

資格の保有は、その分野で一定水準の勉強をこなし、散らばった知識を体系的に整理して身に付けていることの証拠となります。実務経験のみの場合は、体系的な知識をもっていると証明しづらいこともありえます。
 
また、たとえ知識があるとしても、身につけている知識を採用担当者が客観的に判断するのは困難です。その点資格を取得していればきちんと履歴書でアピールすることができ、客観的・対外的に知識がある証明につながります。
 

2. 取得を目指して勉強中の場合でも前向きな姿勢は評価される

資格を目指して勉強中の場合、まだ結果が出ていなくても「何かに向かって努力する力がある」という印象を採用担当者に与えられる可能性があります。
 
ただし、受験そのものがアピールになるのではなく、取得を目指し合格することが本来の目的であることを忘れずに。


3. 今後の伸びしろに期待してもらえる

企業は、資格を持っている人の実務能力が高いと必ずしも考えているわけではありません。しかし、資格取得を目指していると伝えることで、資格をもっていない人に比べると「学習が習慣化していそう」「一定の基礎知識があり伸びしろがありそう」など、企業から前向きな評価を得られる場合もあります。

資格を取得した経緯や自身の考えをしっかり伝えられれば、学ぶ意欲が高い人材であるとアピールになるかもしれません。


4. 資格保有が選考基準になっている場合も

企業によっては、資格保有を採用の選考基準とするケースもあります。求人要件には特に求める資格についての記載がなくても、応募者が殺到した場合、保有資格が選考のポイントになる可能性があります。または、企業がスカウトメールを配信する際の検索基準になることも考えられます。そのため、資格があるに越したことはありません。
 

5. 資格手当で年収アップ

資格手当の制度がある企業では、対象の資格を取得することで年収アップが期待できます。資格手当の有無や支給条件は企業ごとに異なるため、就業規則の確認が必要です。また、人事評価や昇給交渉の際にアピールの材料としても活用できます。
 
適正年収を知りたい方は、「ヘイズ年収査定」にて調べることができます。過去1年間の数千件の転職実績に基づくデータにより、実際に支払われているリアルな年収相場を把握するのに最適です。
 
 

IT転職に有利!取るべき資格の種類

 
ここまで、資格をどのようにIT転職に活かせるのか、メリットと注意点の両方を見てきました。実際にIT転職を有利に進めるのに役立つ資格にはどんなものがあるのでしょうか?
 
数ある資格のなかから26種類の資格を厳選し、詳細を紹介していきます。
 
IT系資格は「国家資格」と「民間資格(ベンダー資格、ベンダーニュートラル資格)」の2つに大別されます。国家資格は国が付与する資格。民間資格は、民間団体や企業が認定する資格です。民間資格はさらに2種類に分かれており、ITベンダーより直接付与されるベンダー資格、特定のベンダーに依存しないベンダーニュートラル資格があります。
 
国家資格では、1つの専門分野に関わる幅広い知識や技術が問われます。民間資格に比べて受験料は比較的安価で、有効期限がないのが特徴です。民間資格の特徴については、後ほど別途まとめます。
 
 

【IT転職でおすすめの資格26選】

#

名称

資格種類

カテゴリー

1

ITパスポート

国家資格

IT職種全般

2

情報セキュリティマネジメント

国家資格

3

基本情報技術者

国家資格

4

応用情報技術者

国家資格

5

ITストラテジスト

国家資格

マネジメント向け

6

プロジェクトマネージャ

国家資格

7

ITサービスマネージャ

国家資格

8

システム監査技術者

国家資格

9

エンベデッドシステムスペシャリスト

国家資格

エンジニア向け

10

システムアーキテクト

国家資格

11

データベーススペシャリスト

国家資格

12

ネットワークスペシャリスト

国家資格

13

情報処理安全確保支援士

国家資格

14

AWS認定試験

ベンダー資格

-

15

オラクルマスター

ベンダー資格

-

16

オラクルJava SE 11 認定資格

ベンダー資格

-

17

Microsoft認定資格プログラム

ベンダー資格

-

18

シスコ技術者認定プログラム

ベンダー資格

-

19

Google Cloud認定資格

ベンダー資格

-

20

PMP

ベンダーニュートラル資格

-

21

ITIL® 4認定資格

ベンダーニュートラル資格

-

22

公認情報システム監査人

ベンダーニュートラル資格

-

23

CISSP

ベンダーニュートラル資格

-

24

Python3エンジニア認定基礎試験

ベンダーニュートラル資格

-

25

G検定

ベンダーニュートラル資格

-

26

E検定

ベンダーニュートラル資格

-

 
 

すべてのIT職種向け|国家資格

まずは、すべてのIT職種向けに取得が推奨されている4つの国家資格を取り上げます。
 
  1. ITパスポート
  2. 情報セキュリティマネジメント
  3. 基本情報技術者
  4. 応用情報技術者
いずれの資格試験も、経済産業省管轄下の情報処理推進機構(IPA)により運営されています。各資格の簡単な試験概要と受験者数、試験日、合格率は以下の通りです。
 

ITパスポート

IT未経験者・初心者を対象に、IT業界で働く人材が共通して備えておくべき情報技術に関する基礎知識を問う試験です。

  • 試験日:随時
  • 受験者数:231,526人(2022年度)
  • 合格率:51.6%(2022年度)

情報セキュリティマネジメント

情報セキュリティリーダー業務に従事する人材が対象。情報セキュリティマネジメントの計画・運用・改善を通じて組織の情報セキュリティを確保し、脅威から継続的に組織を守るための基本的スキルを問う試験です。

  • 試験日:随時
  • 受験者数:28,551人(2022年度)
  • 合格率:56.2%(2022年度)

基本情報技術者

ITエンジニアの登竜門として知られる資格。高度なIT人材となるために必要な基本知識や技能、実践的な活用能力を問う試験です。

  • 試験日:随時
  • 受験者数:101,620人(2022年度)
  • 合格率:37.4%(2022年度)

応用情報技術者

ワンランク上のITエンジニアを目指す人材が対象。技術から管理、経営までの幅広い知識と応用力、システム開発やIT基盤開発などの局面で高いパフォーマンスを発揮する能力を問う試験です。

  • 試験日:年2回
  • 受験者数:68,518人(2022年度)
  • 合格率:25.3%(2022年度)
 

マネジメント向け|国家資格

次に、マネジメント職向けに取得が推奨されているのが、以下の4つの国家資格です。

  1. ITストラテジスト
  2. プロジェクトマネージャ
  3. ITサービスマネージャ
  4. システム監査技術者

いずれの資格試験も、マネジメントやITコンサルタントの職種を目指す人向けのもので、経済産業省管轄下の情報処理推進機構(IPA)が運営しています。各資格の簡単な概要や受験者数、試験日、合格率を以下にまとめました。

ITストラテジスト

経営とITを結びつける戦略家の育成を目的とし、CIOやCTO、ITOコンサルタントを目指す人材が対象。ITを活用した事業革新、業務改革、革新的製品・サービス開発を企画・推進するための知識や実践能力を問う試験です。
 
  • 試験日:年1回
  • 受験者数:4,972人(2023年度)
  • 合格率:15.5%(2023年度)

プロジェクトマネージャ

プロジェクトマネージャーを目指す人材が対象。情報システムまたは組込みシステムの開発プロジェクトの責任者として、プロジェクトの計画や実行、管理業務に従事するための知識や実践能力を問う試験です。
 
  • 試験日:年1回
  • 受験者数:7,382人(2022年度)
  • 合格率:14.1%(2022年度)

ITサービスマネージャ

ITサービスマネージャを目指す人材が対象。安全性と信頼性の高いITサービスを提供し、IT投資効果を最大化するためのITサービスマネジメント業務に関する知識や実践能力を問う試験です。
 
  • 試験日:年1回
  • 受験者数:1,936人(2023年度)
  • 合格率:15.2%(2023年度)

システム監査技術者

独立した立場でITを監査する技術者を目指す人材が対象。情報システムや組込みシステムが適切かつ健全に活用され、情報システムにまつわるリスクが適切に処理されるよう改善を促進するための知識・実践能力を問う試験です。
 
  • 試験日:年1回
  • 受験者数:1,972人(2022年度)
  • 合格率:15.9%(2022年度)
 

エンジニア向け|国家資格

次に、技術者向けに取得が推奨されている5つの国家資格です。
 
  1. エンベデッドシステムスペシャリスト
  2. システムアーキテクト
  3. データベーススペシャリスト
  4. ネットワークスペシャリスト
  5. 情報処理安全確保支援士
いずれの資格試験も、経済産業省管轄下の情報処理推進機構(IPA)が運営しています。各資格の簡単な概要や受験者数、試験日、合格率を以下にまとめました。
 

エンベデッドシステムスペシャリスト

組み込みエンジニアやIoT系エンジニアを目指す人材が対象。IoTを含む組み込みシステムに関するハードウェアとソフトウェアの要求仕様に基づき、組み込みシステムの開発工程において開発・実装・テストを実施する業務の知識や実践能力を問う試験です。
 
  • 試験日:年1回
  • 受験者数:2,415人(2022年度)
  • 合格率:19.7%(2022年度)

システムアーキテクト

システム開発の上流工程を指揮する上級エンジニアを目指す人材が対象。情報システムや組み込みシステム、IoTを利用したシステム開発に必要な要件定義やアーキテクチャの設計、および情報システムの開発の主導に関わる知識や実践能力を問う試験です。
 
  • 試験日:年1回
  • 受験者数:3,679人(2023年度)
  • 合格率:15.8%(2023年度)

データベーススペシャリスト

データベース管理者やインフラ系エンジニアを目指す人材が対象。データ資源およびデータベースの企画、要件定義、開発、運用、保守業務に関わる知識や実践能力を問う試験です。
 
  • 試験日:年1回
  • 受験者数:8,445人(2022年度)
  • 合格率:17.6%(2022年度)

ネットワークスペシャリスト

ネットワークエンジニアやインフラ系エンジニアを目指す人材が対象。ネットワークシステムの企画・要件定義・設計・構築・運用・保守する業務に関わる知識や実践能力を問う試験です。
 
  • 試験日:年1回
  • 受験者数:10,395人(2023年度)
  • 合格率:14.3%(2023年度)

情報処理安全確保支援士(旧:情報セキュリティスペシャリスト)

サイバーセキュリティに関する専門的な知識・技能とともに、安全な情報システムの企画・設計・開発・運用の支援や、サイバーセキュリティ対策の調査・分析・評価に関する知識・実践能力が問われる試験です。
 
  • 試験日:年2回
  • 受験者数:24,278人(2022年度)
  • 合格率:20.2%(2022年度)
 

転職活動で有利に働く民間(ベンダー)資格

次に、転職活動で有利に働く民間(ベンダー、ベンダーニュートラル)資格を解説していきます。民間資格は民間団体や企業が付与する資格です。特定の分野や製品の知識・技術を問うものなどその種類は多岐にわたり、転職活動やさまざまなビジネスシーンで役立ちます。国家資格に比べると受験料は高額で、有効期限が設けられているため資格維持には更新が必要です。
 
  1. AWS認定試験
  2. オラクルマスター
  3. オラクルJava SE 11 認定資格
  4. Microsoft認定資格プログラム
  5. シスコ技術者認定プログラム
  6. Google Cloud認定資格
  7. PMP
  8. ITIL® 4認定資格
  9. 公認情報システム監査人(CISA)
  10. CISSP
  11. Python3エンジニア認定基礎試験
  12. G検定
  13. E資格

以下に13の資格の詳細を説明します。

AWS認定試験

AWS(アマゾンウェブサービス)がクラウドエンジニア向けに実施している認定試験。AWSクラウドに特化した知識、スキル、ノウハウが問われます。基礎・アソシエイト・プロフェッショナルの3つのレベル付けのもと、10種類以上の試験が実施されています。試験はオンラインまたはオンサイト(テストセンター)での試験日程を選択して受験が可能です。
 
  • 受験日:随時
  • 受験者数:非公開
  • 合格率:非公開

オラクルマスター

日本オラクル社が主催する認定試験で、データベース技術者向けに、データベースの管理スキルを証明する資格が付与されます。「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」の4グレードで試験が設定されています。これまで27万人を超えるエンジニアが取得、オンラインまたはオンサイト(テストセンター)で受験が可能です。
 
  • 試験日:随時
  • 受験者数:非公開
  • 合格率:非公開

オラクルJava SE 11 認定資格

日本オラクル社がJavaプログラマ向けに主催する認定試験で、Oracle Java SE11に対応した認定資格です。日本では言語未経験者向けの「ブロンズ」、開発初心者向けの「シルバー」、中・上級者向けの「ゴールド」の3つのグレードが設定されています。試験日は随時で、オンラインまたはオンサイト(テストセンター)で受験が可能です。
 
  • 試験日:随時
  • 受験者数:非公開
  • 合格率:非公開

Microsoft認定資格プログラム

マイクロソフト社が主催する、マイクロソフト製品に関わるITスキルを証明するための認定資格プログラム。Fundamentals、ロールベース、その他の3つの区分ごとに複数の認定資格が設定されています。オンラインまたはオンサイト(テストセンター)で受験できます。
 
  • 試験日:随時
  • 受験者数:非公開
  • 合格率:非公開 

シスコ技術者認定プログラム

シスコシステム社が主催する、ネットワークエンジニアの技能を証明するための認定資格プログラム。公式サイトによると、エントリー、アソシエイト、プロフェッショナル、エキスパートの4グレードが設けられており、それぞれに複数分野の認定資格が存在します。オンラインまたはオンサイト(テストセンター)での受験になります。
 
  • 試験日:随時
  • 受験者数:非公開
  • 合格率:非公開

Google Cloud認定資格

Google社が主催する、クラウドエンジニアのGoogle Cloudに関わる技能を証明するための認定資格。クラウドの概念およびGoogle Cloudに関する幅広い知識を問う「基礎的な認定資格」、Google Cloudでのプロジェクト展開・モニタリング・管理に関する基礎スキルを問う「アソシエイト認定資格」、設計・実装・管理に必要なスキルの習熟度を評価する「プロフェッショナル認定資格」の3区分があります。オンラインまたはオンサイト(テストセンター)で受験できます。
 
  • 試験日:随時
  • 受験者数:非公開
  • 合格者数:非公開

PMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)

PMPは、米国のプロジェクトマネジメント協会(PMI)本部が認定する国際資格。プロジェクトマネジメントに関する知識や経験を証明するもので、3年ごとの更新が必要になります。プロジェクトマネジメントのスキルの評価基準として、ITや建設などさまざまな業界から注目されています。オンラインまたはオンサイト(テストセンター)で受験できます。
 
  • 試験日:随時
  • 受験者数:非公開
  • 合格率:非公開

ITIL® 4認定資格

ITIL® 4認定資格は、ITサービスマネジメントに関する専門知識やスキルを証明する資格。初級レベルであるITIL® 4 ファンデーションほか、中級や上級の資格も用意されています。資格取得を通して体系的な知識が身に着き、ITサービスの円滑な運用に貢献できます。オンラインまたはオンサイト(テストセンター)での受験になります。
 
  • 試験日:随時
  • 受験者数:非公開
  • 合格率:非公開

公認情報システム監査人(CISA)

CISAは、情報システムの監査・セキュリティ・コントロールに関する知識やスキルを証明する国際資格。同分野の専門資格としては最も長い歴史があります。国際的にも広く普及しており、外資系企業や海外転職に役立ちます。オンラインまたはオンサイト(テストセンター)で受験ができます。
 
  • 試験日:随時
  • 受験者数:非公開
  • 合格率:非公開

CISSP

CISSPとはISC2(国際情報システムセキュリティ認証コンソーシアム)が認定している情報セキュリティの専門家向けの国際資格。CISSPの取得により、情報セキュリティ分野における高い専門知識やスキルを証明することができます。CISA同様、国際的にも広く普及しており、セキュリティ分野で外資系企業や海外で働きたい人におすすめの資格です。オンサイト(テストセンター)での受験になります。
 
  • 試験日:随時
  • 受験者数:非公開
  • 合格率:非公開

Python3エンジニア認定基礎試験

Python3エンジニア認定基礎試験は、プログラム言語Pythonの基本的な知識とスキルを問う資格。初学者向けの試験で、Pythonエンジニアへの第一歩としておすすめの資格になります。Pythonエンジニア育成推進協会が運営・実施しており、基礎試験のほかに実践試験やデータ分析試験を行っています。試験は、オンサイト(テストセンター)で行われます。
 
  • 試験日:随時
  • 受験者数:非公開
  • 合格率:非公開

G検定(ジェネラリスト検定)

G検定は、ディープラーニングの基礎知識をもち、適切な活用方針を決定して事業活用する能力を評価する試験。資格取得を通してAIやディープラーニングを体系的に学ぶことで、データを活用した新たな課題の発見やアイデアの創出につながり、キャリアの可能性を広げることができます。オンライン(自宅)で受験ができます。
 
  • 試験日:年6回(2024年予定)
  • 受験者数:3,309人(2023年第4回)
  • 合格率:72.23%(2023年第4回)

E資格(エンジニア資格)

E資格はディープラーニングの理論を理解し、適切な手法を選択して実装する能力や知識を評価する試験。G検定同様、ディープラーニング協会が主催しています。上記のG検定がディープラーニングを活用する人材(ジェネラリスト)向けであるのに対して、E資格はディープラーニングを実装する人材(エンジニア向け)向けの資格です。受験資格として、JDLA認定プログラムを試験日から過去2年以内に終了していることが求められます。
 
  • 試験日:年2回
  • 受験者数:1,065人(2023年第2回)
  • 合格率:68.45%(2023年第2回)
 

資格取得のおすすめ勉強法

時代の変化に伴い、ビジネスの現場で今までとは異なるスキルが求められるようになっています。ビジネスパーソンも今ある仕事をこなしていくだけでなく、新しいスキルを主体的に習得し、市場価値を高めていく必要があります。
 
効果的に学習を進めるためにはどのような方法があるでしょうか?人によって自分に合う勉強方法は異なるもの。いくつかの方法を試して、自分に合ったものを見つけることが合格への近道です。
 

1. 隙間時間の活用

仕事や家事などで忙しい場合、勉強時間の確保は難しいかもしれません。しかし、1日の予定を見直すことで、通勤時間や昼休憩、就寝前など意外と空き時間を見つけられます。なかなか隙間時間を見つからないという方は、1日の行動記録をつけてみるのがおすすめです。1日の行動を視覚化することで、時間を効果的に使えているかを見直すことができます。
 
また、スマートフォンの学習アプリや音声教材を活用すれば、5分ほどの空き時間で気軽に勉可能強。目標を設定し、あらかじめ勉強のスケジュールを立てることが勉強時間確保への近道です。
 

2. オンライン学習サービスの利用

オンライン学習サービスの活用もおすすめ。自分のペースで学習できるため、仕事や家事と両立しながらの効率的な学習が可能です。現在では、LinkedInやUdemyなどさまざまなプラットフォームが多様な分野のコースを提供しており、自分の目標に合ったコースを選ぶことができます。
 
また、授業の動画は繰り返し視聴できるため、わからないところがあった場合でも再度見返せるのもポイント。初学者であっても挫折することなく学習を継続できるように、講師に質問できるチャットや機能を提供しているプラットフォームもあります。1か月の無料体験を提供しているサービスもあるので、自分に合うサービスを試してみるのが◎。
 

3. 学習の習慣化

学習の習慣化勉強を継続できないという悩みには、毎日小さな目標を立てルーティンを確立することをおすすめします。たとえば、通勤時間に10分は勉強する、昼休憩時に参考書を1ページ読む、寝る前に新しい単語を10個覚えるなど、実行しやすい目標を立てることがコツです。
 
また、その目標の達成状況を記録するのもモチベーション維持に役立ちます。達成感が生まれ、勉強を続ける意欲を高めることができます。加えて、学習に集中できる環境を整えることも大切。勉強スペースをつくる、すぐに手に取れる場所に参考書を置くなど、勉強を継続できる仕組みづくりが不可欠です。
 
 

まとめ:IT転職で資格を効率的にアピールするには

 
IT転職では、資格は必ずしも必要ではないという声がある一方、資格を保有することで得られるメリットもあることは確かです。資格取得そのものが目的にならないよう、何のために勉強するのか事前に考え、目的意識を持って勉学に励むことが大切です。
 
資格取得の過程で、自分で達成できたこと、強みだと思ったことを整理すると、後々の転職活動でのアピールポイントが見えてきます。
 
例えば、仕事と試験勉強を両立して合格できた場合、次の点をアピールポイントとして掲げることができます。
 
  • 目的達成に向けて進捗を管理できる「計画性」
  • やると決めたら最後までやり切る「努力の姿勢、目標に向き合うスタンス」
  • 難易度の高い資格取得を成し遂げた「結果・知識量」
 

IT転職なら、ヘイズへ

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「目指す職種に対してどの資格がアピール材料になるかわからない」

 
ヘイズ・ジャパンでは、IT業界や最新の転職市場に精通した専任コンサルタントが多数在籍。経験やスキル、保有資格にもとづいて、キャリアの可能性をご提案できます。
 

ヘイズ・ジャパンとは

  • 日本で最大規模を誇る英国発の外資系人材紹介会社
  • ITをはじめ13の専門分野にて、正社員・契約社員・派遣社員などさまざまなポジションを取り扱いを紹介
ヘイズ・ジャパンは東京・大阪・横浜と3つの拠点でサービスを提供しており、勤務希望地に合わせて転職をサポートします。
 
転職は人生設計にも関わる重要な分岐点。ヘイズは、一度きりではなく、その先のキャリアを見据えてサポートします。転職やキャリアについてお悩みの方は、ぜひヘイズ・ジャパンまでご相談ください。
 
 
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