面接で自信を示すために ー 自信を身に着ける7つの方法

 

プロフェッショナルに必要なのは、常に自信を持って行動することです。時には自分に自信が持てないこともあるでしょう。そんな時でも、自信があるように振舞うことで、周囲に前向きな影響を与えていくことが出来るのです。

面接やプレゼン、顧客との大切なミーティングーこれらの成功の決定打となる要因の一つが自信です。私はこれまで数多くの求職者と面接を重ねてきましたが、履歴書は素晴らしいのに、実際に顔を合わせると自信のなさが見て取れる求職者が少なくありませんでした。残念ながら自信が伝わってこなければ、それだけで採用を躊躇してしまいます。

オフィスなどで活躍しているのは、自信に満ち溢れた人材です。優れたコミュニケーション能力を持ち、課題に対しても真正面から取り組みます。周囲の社員たちも彼らの影響で自信を持つようになり、社内には活気とやる気が育ち始めます。

自信は訓練次第

自信は自分の心がけ次第で身に着けることが出来ます。以下の7つのステップを参考に、ぜひ自信を身に着けていきましょう。

1. 自信があるように振舞う 

自分自身に自信が持てないときは、自信があるふりをするだけでもいいのです。そうすれば、実際に自信が沸き起こってくることに気が付くでしょう。自信は、自分の心掛け次第で身に着けることが出来ます。自信があるように振舞えば、周囲の人はあなたを自信がある人だと認識するようになります。次第にあなた自身もそれを信じるようになり、あなたの行動は常に自信に溢れたものになっていることでしょう。

2. コミュニケーションは明確に 

誤解されがちなのですが、自信は「自分が何を言うか」ではなく、「相手がどのように聞くか」に依るところが大きいものです。ですから、明確なコミュニケーションが非常に重要です。

  • 落ち着いて、相手が分かりやすいペースで話すこと
  • スピーチの時は、リズミカルに適切なテンポで呼吸すること
  • 「多分」「ちょっと」「みたいな」など、話す内容を安売りするような言葉は避けること
  • アイコンタクトとスマイルを心掛ける

3. 時にはユーモアを

あなたの知り合いの中で、最もユーモアのある人は誰ですか?ユーモアのある人には自信もある、というのは本当でしょうか?面白いことをするのはリスクを負いますが、ユーモアもまた自信のように、他人に伝染していきます。出来る限り会話にユーモアを取り入れて、ポジティブな空気を広げていきましょう。

4. メンターを見つける

あなたに合ったメンターを探しましょう。こうしたメンターが見つかれば、自分の目標を見失ったり、何をすべきかを忘れたりすることもなくなります。その結果、常に意欲的に仕事に取り組むことが出来るようになります。メンターを選ぶときは、自分の強さを見つけて育ててくれるだけではなく、あなたをサポートしてくれるネットワークを紹介してくれるような人を選びましょう。

5. 服装に注意する

気分が良い時は、自信もついてくるものです。面接やプレゼン時の服装は、見栄えと共に着心地の良さも重視しましょう。着心地の悪い服を着ていると、そわそわと落ち着かない気持ちになるものです。すると相手には、落ち着きがない、とか関心が薄い、という印象を与えてしまいます。

6. 準備をしておく

重要なミーティングやプレゼンには、十分な準備をしてから臨みましょう。当日に落ち着いて、普段通りの実力を発揮するためにも準備は大切で、準備をしっかりとしておけば最終的に自信を持って臨むことが出来るようになります。逆に準備を怠れば、失敗が待っているだけです。

7. 前向きに考える

後ろ向きな考え方が心に浮かぶこともあるでしょう。しかし、ネガティブなままでいてはいけません。もしマイナス思考に囚われそうになったら、すぐに気持ちを切り替えましょう。前向きな考え方に切り換えることで、自分を心地よくし、自信を持つようすることが大切です。そうすれば、自分自身を信じることが出来るようになってきます。

ぜひ、これら7つのステップを実践して自信を持った振る舞いをして下さい。会う人すべてがあなたに良い印象を持つようになり、周囲の人たちはあなたの自信に惹かれるようになります。こうした積み重ねが、最終的にあなたの仕事に成功に繋がっていくのです。

 
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著者

スージー・ティムリン
英国政府投資会社(UKGI)、最高執行責任者(COO)
UKGIのミッションは、英国政府のコーポレートファイナンスおよびガバナンスの中核となり、興味深く複雑な商業的課題に対処することである。
COOとしての役割は、ビジネスの効率的な運用管理や最適な組織設計。そして、UKGIが人材を最適な方法で採用、育成、管理し、適切な報酬を与えられるようにすること。
UKGIの前は、ヘイズ・タレント・ソリューションズ(HTS)の人材・文化部門のグローバル・ディレクターを務めていた。