転職先や新しい仕事では初めが肝心 スタートダッシュするための7箇条
新しく生まれた仕事は、大きなチャンス
新しい仕事で成功するための7つのポイント
1.大局的な視点を持つ
その仕事は、なぜ必要とされたのでしょうか?勤務先の会社は、これまでどのように成長し、どのような実績を積み重ねてきたのでしょうか?あなたがその仕事に選ばれたのは、どのようなスキルや経験を持っているからですか?その仕事は、会社の戦略上、数か月後や数年後にはどのような役割を果たしているのでしょうか?これらに対する答えを見つければ、成功に近づくことができるはずです。
2.上司が最初の数か月に期待していることは?
まずはSMARTスキームを使って目標を設定し、定期的に進捗を確認しましょう。「SMART」とは、「Specific(具体的)」「Measurable(評価可能)」「Achievable(達成可能)」「Realistic(現実的)」、「Timely(タイムリー)」を表しています。新しい仕事の多くは、内容がしっかりと固まっていないケースも珍しくありません。このため、上司と協力して目的や内容を明確にし、あなた自身だけでなくチームや会社全体が誤った方向に進まないように配慮することが非常に重要です。また、自分が上司から何を期待されているかについては、最初からしっかりと理解しておいた方が良いでしょう。この仕事で成功する確率がさらに高まります。
3.新しい仕事の評価方法について知っておく
あらゆる仕事に通用する絶対的な評価方法は存在しません。それは私たちが現在担当している仕事でも同じです。これまで誰も経験したことのない仕事であれば、評価はなおさら難しいでしょう。それは仕事の内容によっても大きく異なります。例えば、営業職であれば、大きな比重を占めるのは売上実績という客観的な数字になるかもしれません。しかし、ソフトウェア開発者の収益への貢献度を評価するためには、主観的な見方が中心となります。このため、自分が担当する新しい仕事の評価方法は、十分に理解しておくことが必要です。評価方法を理解しておくことで、目標達成に向けた貢献度も高まるからです。
4.ステークホルダーと良好な関係を
新しい仕事は、重要なステークホルダーや彼らの利益に、どのように影響するのでしょうか。また、その仕事に最も強い影響力を持っているのは、どのステークホルダーですか?関連するステークホルダーとは、できるだけ早めに良好な関係を築いておきましょう。将来、何らかのプロジェクトや活動を進める時に、理解を得やすくなります。
しかし、仲間のために時間を使うことも忘れないで下さい。これは非常に重要なことです。
5.焦らない
就任当初は、結果をすぐにでも出したいと考えてしまいがちですが、ぐっと我慢しましょう。冷静になることで、各部門がどのように連携しているのか、戦略的な観点から何を優先すべきなのかなど、会社全体を俯瞰して見ることができるようになります。
6.できない約束はしない
7.自信を持ち、正しい判断を
「早く認めてもらわなければ」と、プレッシャーを感じることもあるでしょう。しかし、それに屈せず平常心で仕事を進めることが肝要です。ビジネスの判断は、周囲にプラスの影響を与えるものでなければなりません。このため、戦略を理解し、正確な情報に基づいて判断をすることが重要になります。就任したばかりであったとしても、その仕事に与えられた長期的な目標に即した行動をとらなければならないのです。ですから、こうした長期目標については、上司と事前によく相談して決定しておきましょう。目標を理解しておけば、この達成に向けた戦略を立てることもできます。この戦略は、将来多くの人たちが従うことになるかもしれません。自分のスキルや能力を信じて、一歩一歩確実な判断を行ってください。