ヘイズ ― WORKING FOR YOUR TOMORROW

今日はヘイズにとって重要な1日であり、私がへイズで過ごしてきた14年間で最も誇らしい瞬間のひとつです。この度、新しいブランド「Working for your tomorrow」とコミットメントを正式に発表できることをうれしく思います。
 
今回は、なぜこのような新しい取り組みを行うことになったのか、お客様にとってどのような意味を持つのか詳しく説明します。
 
先日ヘイズは、5年ぶりに「インベスター・デイ」(英語のみ)を開催し、投資家の皆さまに中核となるビジネス戦略を発表しました。私は新しいビジネスの世界を定義し、形成している大きな流れやトレンドは何か、またヘイズが深刻な経済問題に対してどのように対処しているのかについて話をしました。
 
この間、世界がどれほど変化をしたのか痛感させられました。新型コロナウイルスによって最初のロックダウン(都市封鎖)を余儀なくされてから、2年。ビジネスとリクルートメントの世界は、自分のキャリアのなかでも経験したことのないスピードで変化しています。
 
個人や社会が仕事に対して求めるものも変わってきています。持続可能な世界の実現に向けて企業が果たすべき役割は確実に大きくなってきており、デジタル化の急速な発展は、私たちの働き方と、成功のために必要なスキルに大きな変化をもたらしました。
 
このような変化のなかで、ヘイズも求職者や企業が直面している新しい課題に対処するために、ビジネスを劇的に進化させてきました。2021年にヘイズは、自分たちの強みや弱み、新しいビジネスの世界においてパートナーとして真に求められていることを理解するために、世界中のクライアントや非クライアント、求職者を対象に大規模な調査を実施しました。
 
フィードバックを受け、ビジネスの世界が変化を続け、ヘイズも変わり続けていくなかで、その変化に合わせてブランドも進化させていく必要があることに気づきました。ヘイズは、人材に関する課題を解決するためにすでに幅広いサービスを手がけており、以前のブランド「Recruiting experts worldwide」はヘイズのストーリーのすべてを語るものではなくなったのです。そして今、この新しい取り組みをお客様に共有する日を迎えました。
 

人に関わるサービス

ヘイズが人に関わるサービスを行っていくことは、今後も変わりません。ヘイズのすべての中心にあるのは、人です。私たちを取り巻く世界が変化をしても、この事実は変わりません。
 
しかし、新しいビジネスの世界で直面する課題は、今までとは変わってきています。新しい法律や人材不足(英語のみ)、賃金の上昇、柔軟な働き方、人材の流動化、DE&I(多様性、公平性、包括性)、サステナビリティなど、多くのお客様が初めて直面する課題ばかりだと思います。そして、ヘイズは、そのお手伝いをすることできます。
 
「Working for your tomorrow」は、私たちが未来に見出すチャンスに焦点を当てたものです。ヘイズのクライアントに話を聞くと、単に新しい仕事や特定のポジションに合う人材を見つけるだけでなく、それ以上のサポートをしてくれる「人材戦略のパートナー」を求めていることがよくわかります。複雑で流動的なビジネスの世界において、サポートし、挑戦し、価値のある情報を提供し、案内することによって、現在の状況だけでなく明日の方向性も示してくれる生涯のキャリアパートナーを求めているのです。
 
今回の新しい取り組みによって、クライアントにはより良い人材ソリューションを、求職者には今日直面している問題に対してさらに優れた知見と専門知識を提供し、お客様の明日の決断と成功をさらにサポートすることができるようになります。
 

お客様にとっての意味

では、将来を確かなものにしたい企業にとって、ヘイズの新しい取り組みはどのような意味を持つのでしょうか?まず、今回の新しい取り組みによって、既存のお客様やこれからサービスを利用してくれるかもしれない人々に、ヘイズはどのような企業で、どのようなサービスを提供しているのかをより理解していただけるようになると考えています。
 
すべてのブランドを「ヘイズ」としてひとつに統合し、世界中のヘイズのスキルやサービスを集約させることによって、組織の構造をシンプルにし、お客様との連携をよりスムーズにできるようにしました。
 
これは、ビジネスリーダーが包括的で平等な職場を作る戦略を立案し、実行するのを支援できる体制が整ったことを意味します。ヘイズは、高い洞察力と世界各国で得たデータによってお客様のビジネスの意思決定をサポートし、強固な人材ネットワークによってそれぞれのポジションに最も適した人材を紹介することができます。
 
お客様の真の人材戦略パートナーになり、幅広い知識や意義のあるイノベーション、高い洞察力を組み合わせることによって、人々とビジネスの成功に貢献します。幅広く深いグローバルネットワーク、数千人の現地コンサルタントによる深い専門知識、複数の業界にわたる数百万件のデータポイントを持っている企業は、世界にもほとんどありません。これらすべてを組み合わせることで、私たちは、ビジネスの世界で何が起きているのかについて、最も優れた知見や分析をお客様に提供しています。
 

あなたの明日のために

今、ヘイズのために働き、ヘイズと共に仕事ができるのはとてもエキサイティングなことです。ヘイズとしてひとつのブランドに統合されることで、市場におけるヘイズの存在感をさらに強め、お客様のより良いパートナーになることができると信じています。また、私たちの新しい約束である「Working for your tomorrow」は、まさにヘイズが新しく目指す方向を示したものです。私たちは、企業と人々が今日よりも良い明日を送ることができるようにサポートする準備をしています。これは、お客様に寄り添い、目標達成を支援するという私たちの意思を示すものです。
 
お客様は、すべての行動の中心であり、お客様なしに私たちは成り立ちません。だからこそ、ヘイズはお客様を中心とした組織体制を作り上げています。
 
これまで以上に、皆さまのご意見をお聞きしていきたいと考えています。ヘイズの新しいブランドについてどう思われますか?LinkedInの投稿などでぜひフィードバックをお願いします。
 

著者

アリスター・コックス
ヘイズCEO
2007年9月にヘイズのCEOに就任。1982年に英国のサルフォード大学で航空工学を学んだ後、ブリティッシュ・エアロスペースの軍用機部門でキャリアをスタート。1983年から1988年までシュルンベルジェに勤務し、ヨーロッパと北米の石油・ガス産業において現場や研究の職務に従事した。
1991年にカリフォルニア州のスタンフォード大学でMBAを取得し、マッキンゼー・アンド・カンパニーのコンサルタントとして英国に帰国。マッキンゼー・アンド・カンパニーでは、エネルギー、消費財、製造業など、さまざまな分野を経験した。
1994年、ブルーサークルインダストリーズに転職し、グループストラテジーディレクターとして戦略立案や国際投資を担当。この間、ブルーサークルは新しい市場で重量の重い建築材料に焦点を当てた事業を展開し、1998年にはマレーシア・クアラルンプールを拠点にアジア事業を統括するリージョナル・ディレクターに就任。また、マレーシアやシンガポール、フィリピン、インドネシア、ベトナムの事業を担当し、2001年のラファージュによるブルーサークル買収後は、ラファージュのアジアのリージョナル・プレジデントとして、同地域の事業責任も担った。
2002年には、ITサービスおよびバックオフィス処理会社であるXansaのCEOとして英国に帰国。Xansaでの5年間の在職中に、組織の再編成を行い、英国を代表する官民両部門のバックオフィスサービスのプロバイダーとなり、インドに6,000人以上の従業員を擁する、この分野で最も強力なオフショア事業を構築した。